患者様
90代 女性
9月治療 治療から5か月経過
症状及び治療について
この患者様は赤い丸で示されている箇所(5/Sの椎間板)に、椎間板変性症・神経根圧迫の所見が出ていました。
治療は5/Sの椎間板に1箇所、セルゲル法を行いました。
治療後の経過について
各部分の痛みの数値を0~10にて患者様本人に評価してもらった表になります。
まったく痛みが無い場合を0、考えられる最大の痛みを10と評価しています。
腰 | 下肢 | しびれ | おしり | |
---|---|---|---|---|
治療前 | 5 | 5 | 3 | 3 |
治療から1週間後 | 5 | 5 | 3 | 3 |
治療から1ヶ月後 | 0 | 0 | 0 | 0 |
治療から3か月後 | 0 | 0 | 0 | 0 |
1週間経過時は、右腰に痛み・親指に痛みとしびれが出ているが良くなっているイメージを持たれていました。
痛みとしびれは1か月経過した段階で無くなったと話されていました。
また、3か月経過時には排尿の調子も良くなり尿カテーテルを外すことも出来て大変喜ばれておりました。
個人差はありますが治療から3週間~3か月程度で症状が改善されていきます。
今回の患者様は比較的早くに効果が出始め、3か月目に排尿の調子も良くなったことは治療をしてて大変うれしい言葉でした。
※治療効果については個人差があります。同一の効果が得られない可能性があることをご承知おきください。
当院の治療法について
今回ご案内したセルゲル法の補足情報です。
セルゲル法の費用:1,320,000円/1箇所(税込み)~1,760,000円/5箇所(税込み)
セルゲル法のリスク・副作用:治療後に一過性の痛みが発生する可能性があります。神経損傷は治療の特性上、可能性がゼロではないですが、自験例でも論文でも損傷に関する報告はありません。局所麻酔薬によるアレルギー反応出現の可能性が極めてわずかですが存在します。治療後1~2週間は症状が一時的に悪化する可能性があります。理由として、インプラントによる減圧効果により、周囲の組織をけん引する為と考えられています。その他、椎間板がすり潰れてほとんどなくなってしまっている様な場合は治療ができない可能性があります。受診時に医師と相談しながら状態に適した治療方法の選択をご相談して頂きます。
更に詳しい情報については下記リンク先のページをご参照ください。
この記事の執筆者:理事長 吉田直樹