治療症例紹介・コラム

Colum 本日の治療症例紹介 CASE-No.78|ILC国際腰痛クリニック(東京)コラム

患者様のケース

患者様

40代 男性

これまでの患者様の経過について

2019年~     半年に一度のペースでぎっくり腰を発症する。

2020年秋    ぎっくり腰を発症。近医の整形外科を受診し椎間板ヘルニアと診断を受ける。ブロック注射・リハビリをし改善した為2021年にて一時終了。

現在      腰と下肢に症状が残っている。コルセットなしでは30分も座れない状態。治療目的で当院を受診の形となる。

治療前の症状について

・治療前の痛みレベル

下肢しびれおしり
痛みの度合い7787

まったく痛みが無い場合を0、考えられる最大の痛みを10と評価しています。

主な痛みの部分-腰、右下肢。

前屈:固く制限がある。

後屈:変化なし。

ラセーグ:変化なし。

圧痛:左右の椎間関節

・日常動作

洗顔・中腰姿勢・長時間の座位・重量物の挙上が非常に困難。

歩行能力は問題無し。

画像及び所見について

  • L4/5・5/s-椎間板変性
  • L4/5・5/s-ひび割れ所見

以上の事が画像上認められます。

・L4/5・5/s-椎間板変性をきたし、ひび割れ所見が認められる為、痛み・しびれ・繰り返されるぎっくり腰の原因の可能性

診察・画像所見等から上記のように治療をご提案しました。

治療について

L4/5・5/sにセルゲル法を施行

治療は河野医師が行いました。

椎間板にDisco Gel注入後の画像になります。

治療は40分程度で終了

回復室で休憩後、歩いて帰院されました。

当院の治療法について

今回ご案内したセルゲル法の補足情報です。

セルゲル法の費用:1,320,000円/1箇所(税込み)~1,760,000円/5箇所(税込み)

※この患者様のケースの費用:セルゲル箇所=1,430,000円(税込み)

セルゲル法のリスク・副作用:治療後に一過性の痛みが発生する可能性があります。神経損傷は治療の特性上、可能性がゼロではないですが、自験例でも論文でも損傷に関する報告はありません。局所麻酔薬によるアレルギー反応出現の可能性が極めてわずかですが存在します。治療後1~2週間は症状が一時的に悪化する可能性があります。理由として、インプラントによる減圧効果により、周囲の組織をけん引する為と考えられています。その他、椎間板がすり潰れてほとんどなくなってしまっている様な場合は治療ができない可能性があります。受診時に医師と相談しながら状態に適した治療方法の選択をご相談して頂きます。

更に詳しい情報については下記リンク先のページをご参照ください。

この記事の執筆者:理事長 吉田直樹