治療症例紹介・コラム

Colum 本日の治療症例紹介 CASE-No.52|ILC国際腰痛クリニック(大阪)コラム

患者様

 60代 男性

これまでの患者様の経過について

 今まで1年に1,2回ほどの腰痛あり。発症から1か月ほどで緩和していた。

 今回の腰痛は、右足の痛みとしびれが出現し、整形外科受診し椎間板ヘルニア指摘される。

 内服と牽引するが、治らず何をしていても痛み続く。

 改善目的で来院。

治療前の症状について

 右側優位の痛み、しびれ。

 右側をかばって歩くため左側は全体的に痛む。

 

 

・治療前の痛みレベル

下肢しびれおしり
痛みの度合い7878

まったく痛みが無い場合を0、考えられる最大の痛みを10と評価しています。

主なしびれ部分-腰、下肢

 前屈:少しで大腿にひびく

 後屈:可能

 圧痛点:右L4/5

 ラセーグ:右30度、左70度 陽性

 咳、くしゃみ:最初はひびいたが、今は増悪なし

 

・日常動作

 寝返り動作は容易だが、長時間の座位や重量物の保持は

 非常に困難。

画像及び所見について

 

  • L2/3-中等度脊柱管狭窄症
  • L4/5-軽度脊柱管狭窄症
  • L5/s-右椎間孔狭窄、右椎間関節炎症

 以上のことが画像上認められます。

・L2/3,4/5の脊柱管狭窄症による脊柱管の圧排、L5/s-右椎間孔狭窄による神経の圧排

 主症状の原因の可能性が高い。

 

治療について

患者様と相談の元、L2/3,4/5,5/sにセルゲル法を施行

治療は丸山医師が行いました。

治療は30分程度で終了

回復室で休憩後、歩いて帰院されました。

当院の治療法について

今回ご案内したセルゲル法の補足情報です。

セルゲル法の費用:1,320,000円/1箇所(税込み)~1,870,000円/6箇所(税込み)

※この患者様のケースの費用:セルゲル3箇所=1,540,000円(税込み)

セルゲル法のリスク・副作用:治療後に一過性の痛みが発生する可能性があります。神経損傷は治療の特性上、可能性がゼロではないですが、自験例でも論文でも損傷に関する報告はありません。局所麻酔薬によるアレルギー反応出現の可能性が極めてわずかですが存在します。治療後1~2週間は症状が一時的に悪化する可能性があります。理由として、インプラントによる減圧効果により、周囲の組織をけん引する為と考えられています。その他、椎間板がすり潰れてほとんどなくなってしまっている様な場合は治療ができない可能性があります。受診時に医師と相談しながら状態に適した治療方法の選択をご相談して頂きます。

更に詳しい情報については下記リンク先のページをご参照ください。

この記事の執筆者:理事長