治療症例紹介・コラム

Colum 本日の治療症例紹介[海外患者様] CASE-No.13|ILC国際腰痛クリニック(大阪)コラム

患者様

 60代 男性 中国出身

これまでの患者様の経過について

 36歳頃から、仕事で重い物を持っていたため腰痛。椎間板ヘルニアと診断されていた。

 半年ほど神経根ブロック受けていたが症状改善認めず、2015年にL4/5の固定術を受けた。

 手術後は症状良くなっていたが、2017年から腰痛再燃。

 以降、年1回くらいのぎっくり腰や、コロナウイルスによるロックダウンでの自宅生活等で腰痛を繰り返している。  

 今年からは左臀部痛も感じるようになり、改善目的のため来院

治療前の症状について

 主に腰痛、左臀部痛。

 

 ・治療前の痛みレベル

下肢しびれおしり
痛みの度合い4001

まったく痛みが無い場合を0、考えられる最大の痛みを10と評価しています。

主な痛みの部分-腰

 前屈:不可

 後屈:腰部に違和感

 ラセーグ:陰性

 圧痛点:L3/4、4/5、5/S 軽度圧痛

 咳、くしゃみ:ひびくときがある

 天気が悪い時に痛み強い

・日常動作

 起床時に立ち上がる時に増悪。

 洗顔時など前傾姿勢は非常に困難。

 長時間歩行はやや困難。

 

画像及び所見について

  • L2/3 - 椎間板変性、黄色靱帯肥厚
  • L3/4 - 骨棘、椎間板の後方突出、硬膜嚢の圧迫、軽度脊柱管狭窄
  • L4/5 - 固定術後、術後部の脊柱管は拡大

 

・以上により、L2/3、3/4が、主症状の原因の可能性が高いと判断しました。

治療について

患者様と相談の元、L2/3、3/4にセルゲル法を施行

治療は丸山医師が行いました。

               

治療は35分程度で終了

回復室で休憩後、歩いて帰院されました。

当院の治療法について

今回ご案内したセルゲル法の補足情報です。

セルゲル法の費用:1,320,000円/1箇所(税込み)~1,760,000円/5箇所(税込み)

※この患者様のケースの費用:セルゲル2箇所=1,430,000円(税込み)

セルゲル法のリスク・副作用:治療後に一過性の痛みが発生する可能性があります。神経損傷は治療の特性上、可能性がゼロではないですが、自験例でも論文でも損傷に関する報告はありません。局所麻酔薬によるアレルギー反応出現の可能性が極めてわずかですが存在します。治療後1~2週間は症状が一時的に悪化する可能性があります。理由として、インプラントによる減圧効果により、周囲の組織をけん引する為と考えられています。その他、椎間板がすり潰れてほとんどなくなってしまっている様な場合は治療ができない可能性があります。受診時に医師と相談しながら状態に適した治療方法の選択をご相談して頂きます。

更に詳しい情報については下記リンク先のページをご参照ください。

この記事の執筆者:理事長