腰椎不安定症と診断。楽な寝方とは?
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腰椎不安定症とは、背骨のつながりが障害を受けることによって発生し、骨同士がグラグラに動いてしまっている状態です。
今回は、腰椎不安定症になった時の寝方について解説します。
腰椎不安定症の症状と原因
腰椎不安定症とは、腰椎がグラグラと不安定になり、骨同士のつながりが障害された状態のことです。

腰椎不安定症の症状
腰椎不安定症の主な症状は、腰痛、臀部や下肢の痛み、しびれです。
歩行中に足が痛んで歩けなくなり、少し休むとまた歩けるようになる間欠性跛行もみられます。
姿勢を変えたり、腰を反らしたりすると、症状が増すことは特徴の一つです。また、朝起きた時に痛みが出やすいこともあります。
症状が進行すると、尿漏れや頻尿などの排尿障害が起こり、安静にしていても痛みが続くことがあります。
腰椎不安定症の原因
腰椎不安定症の主な原因は、加齢による椎間板や靭帯の変性です。
日常生活での腰椎への過度な負担(不適切な姿勢、重い物を持ち上げる動作、長時間同じ姿勢など)、腰を支える筋肉の筋力低下などにより、椎間板が損傷し始めます。損傷部分から椎間板の中の髄核が漏れだし、椎間板自体が減少しクッション機能が低下します。クッション機能が低下すると、骨に負担がかかり、変形していきます。
これにより、背骨が不安定となります。
腰椎不安定症になった時の寝方
仰向け寝の場合
仰向けで寝る場合は、膝の下にクッションや丸めたタオルを置くことで、腰の自然なカーブを保つことができ、腰への負担が軽減されます。

横向き寝の場合
横向きで寝る場合は、体を少し丸めることで、膝の間にクッションを挟むと、腰の捻じれを軽減でき、腰への負担を減らします。
ウェストのくびれにタオルを敷くと、腰が反るのを防ぎ、腰椎をしっかり支えることができます。

避けるべき寝方
うつ伏せで寝ると、腰が反り、腰椎に負担がかかるため、痛みが悪化する可能性があります。うつぶせ寝は避けるようにしましょう。
また、寝返りを打たずに長時間同じ姿勢でいると、特定の部位に負担が集中し、症状が悪化する恐れがありますので、寝返りを。
腰椎不安定症と診断されたことのある方、腰痛でお悩みの方は、是非一度当院での診察を受けることをご検討ください。