仙腸関節障害と診断。楽な寝方とは?
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仙腸関節性腰痛とは、背骨の一番下に位置する仙骨とその左右にある腸骨のつなぎ目が、緩みすぎたり固まりすぎて障害が発生したり、過剰な負荷によって炎症が発生している状態をいいます。
今回は、仙腸関節障害になった時の寝方について解説します。
仙腸関節障害の症状と原因
仙腸関節は、骨盤の仙骨と腸骨の間にある関節です。上半身の体重を支え、下半身との連動、身体のバランスを担う役割を担っています。
中腰での作業や外部からの衝撃、出産などにより、関節に微小なずれが生じたり炎症が起きたりすると、片側もしくは両側に痛みが発生します。これは仙腸関節障害や仙腸関節炎といいます。

仙腸関節障害の症状
仙腸関節障害の主な症状は、腰痛、臀部痛、下肢の痛みやしびれです。
仙腸関節障害の痛みには次のような特徴があります。
・階段の上り下りで痛みが出る
・長時間立つのが辛い
・片足に重心をかけると痛みが出る
・ランニングや大股で歩くと痛い
・歩行開始時に腰の痛みがあるが、長時間歩くと徐々に楽になる
・長時間椅子に座れない
・仰向けに寝られない
仙腸関節障害の原因
仙腸関節障害は、腰をひねる、脚を前後に大きく開く、中腰での作業、外傷などによって、偏った負荷が骨盤にかかることで発症するとされています。
重い鞄をいつも決まった側の肩にかけている、座るときに脚を組む癖がある場合は、発症リスクが高くなります。
また、女性の場合は生理周期や出産によって仙腸関節周辺の靭帯が緩み、仙腸関節障害の発症につながってしまうと言われています。
近年の研究では、椎間板ヘルニアが仙腸関節障害の発症に関係して、椎間板ヘルニアに脊柱管狭窄症等が合併すると、仙腸関節障害も進行して重症化してしまうことがわかっています。*2
*2 参照元:Zhixiang Huang, et al. Lumbar Disc Herniation is a Nonnegligible Factor for the Degeneration of Sacroiliac Joints. Pain Physician. 2021, 24(3).
仙腸関節障害になった時の寝方
横向き寝の場合
横向きで寝る場合は、症状が軽い側を下にして膝を曲げて寝るのがおすすめです。左右両側とも辛いという場合はこまめに寝返りをするようにしましょう。
上になった足の膝が前に落ち込むと骨盤がねじれるため、足の間に厚みのあるクッションや抱き枕を挟んで高さを保つようにしましょう。

仰向け寝の場合
仰向けで寝る場合は、膝の下にクッションや丸めたタオルを挟んで膝を軽く曲げた状態になることをおすすめです。そのようにすると、腰椎への負担を軽減します。

その他の注意点
うつ伏せは骨盤や腰に強いねじれが生じて、仙腸関節に良くない姿勢ですので、おすすめしません。
仙腸関節障害と診断されたことのある方、腰痛でお悩みの方は、是非一度当院での診察を受けることをご検討ください。