治療症例紹介・コラム

Colum 本日の治療症例紹介 CASE-No.81|ILC国際腰痛クリニック(東京)コラム

患者様のケース

患者様

60代 女性

これまでの患者様の経過について

2021年11月   椎間板ヘルニアと診断を受ける。

2022年7月   外科的治療をするも腰の痛みが続いている状態。

現在      治療目的で当院を受診の形となる。

治療前の症状について

・治療前の痛みレベル

下肢しびれおしり
痛みの度合い10932

まったく痛みが無い場合を0、考えられる最大の痛みを10と評価しています。

主な痛みの部分-腰、両足下部

前屈:右腰の痛み悪化。

後屈:変化なし。

ラセーグ:腰痛がある。

圧痛:右椎間関節

・日常動作

洗顔などの前屈時に痛みが増す。

長時間の座位や重い荷物を持つ際も症状が悪化する。

歩行は問題無し。

画像及び所見について

  • L3/4・4/5-脊柱管狭窄症
  • L3/4-炎症

以上の事が画像上認められます。

・L3/4-脊柱管狭窄症により痛み・しびれの原因の可能性。

今回上下椎体に炎症が起きている為セルゲル法ではなく炎症部位の治療目的であるPODDを推奨。

診察・画像所見等から上記のように治療をご提案しました。

患者様からのご希望によりまずは、炎症部位からの治療からとなりました。

治療について

L3/4-PODDを施行

治療は河野医師が行いました。

治療は10分程度で終了

回復室で休憩後、歩いて帰院されました。

炎症が治まった時期にセルゲル法を実施する予定となっております。

当院の治療法について

今回ご案内したPODDの補足情報です。

PODDの費用:330,000円/1箇所(税込み)~550,000円/5箇所(税込み)

硬膜外オゾンの費用:33,000円/1箇所(税込み)~165,000円/5箇所(税込み)

※この患者様のケースの費用:PODD1箇所=330,000円(税込み)

             :硬膜外オゾン1箇所=33,000円(税込み)

PODDのリスク・副作用:治療後に一過性の痛みが発生する可能性があります。神経損傷は治療の特性上、可能性がゼロではないですが、自験例でも論文でも損傷に関する報告はありません。局所麻酔薬によるアレルギー反応出現の可能性が極めてわずかですが存在します。その他、椎間板がすり潰れてほとんどなくなってしまっている様な場合は治療ができない可能性があります。受診時に医師と相談しながら状態に適した治療方法の選択をご相談して頂きます。

更に詳しい情報については下記リンク先のページをご参照ください。

この記事の執筆者:理事長 吉田直樹