治療症例紹介・コラム

Colum 【治療経過のご紹介 No.88】10年間の腰の違和感が無くなった患者様

患者様

60代 女性

2023年4月治療 治療から約8か月経過

症状及び治療について

この患者様は赤い枠で示されている箇所(L3/4、4/5、5/sの椎間板)に椎間板変性が認められます。

また、3椎間とも椎間孔狭窄も認められます。

L4/5は前方すべりみ認められます。

治療前の経過・治療について

10年前    起床時に腰に違和感を感じるようになる。

近医の整形外科を受診し椎間板ヘルニアと診断され湿布にて様子をみていた。

2023年2月  雪搔きをした後に腰が痛くなる。足に症状がくるようならば手術を提案される。

治療目的で当院を受診。 

治療後の経過について

各部分の痛みの数値を0~10にて患者様本人に評価してもらった表になります。

まったく痛みが無い場合を0、考えられる最大の痛みを10と評価しています。

下肢しびれおしり
治療前7505
治療から1週間後0000
治療から1か月後0000
治療から3か月後3000
治療から6か月後0000

以下はアフターフォローで連絡した際の患者様からの声になります。

1週間経過時、腰に違和感を感じるが痛くはない。

1か月経過時、腰を捻った際に痛みが出たが今は痛くない。

3か月経過時、起床時に腰が痛くなるが動き出すと症状は無くなる。草刈りや子守りをした時にも腰が痛くなった。

6か月経過時、少し違和感を感じるが痛みはまったく無くなった。

今回の患者様は、L3/4、4/5、5/sの椎間孔狭窄による腰の痛みが考えられます。

L4が前方すべりを認められるため、椎間板由来の痛みが減少しても痛みが残存することはあります。

当院での治療方針といたしましては、リハビリの重要性も考えております。

※治療効果が出るまで3週間~3か月程度かかります。

※治療効果については個人差があります。同一の効果が得られない可能性があることをご承知おきください。

当院の治療法について

今回ご案内したセルゲル法の補足情報です。

セルゲル法の費用:1,320,000円/1箇所(税込み)~1,760,000円/5箇所(税込み)

セルゲル法のリスク・副作用:治療後に一過性の痛みが発生する可能性があります。神経損傷は治療の特性上、可能性がゼロではないですが、自験例でも論文でも損傷に関する報告はありません。局所麻酔薬によるアレルギー反応出現の可能性が極めてわずかですが存在します。治療後1~2週間は症状が一時的に悪化する可能性があります。理由として、インプラントによる減圧効果により、周囲の組織をけん引する為と考えられています。その他、椎間板がすり潰れてほとんどなくなってしまっている様な場合は治療ができない可能性があります。受診時に医師と相談しながら状態に適した治療方法の選択をご相談して頂きます。

更に詳しい情報については下記リンク先のページをご参照ください。

この記事の執筆者:理事長 吉田直樹