治療症例紹介・コラム

Colum 【当院紹介コラム⑥】セルゲル法と他の手術との比較

今回は当院のセルゲル法と他院で行われている外科的手術の比較についてお話していきます。

前回記事はこちら→セルゲル法の治療について

ILC国際腰痛クリニックとは

2022年9月1日に開院した腰痛の根本原因治療に特化したクリニック。東京都港区。JR品川駅から徒歩7分。

セルゲル法のメリットは侵襲性が低い!

現在国内にてよく行われている腰椎の手術は、除圧術と固定術になります。

大まかに分けると2種類なんですね。

細かい話になるともっと種類はいっぱいあるのですが、今回はこの2つの方法とセルゲル法を比較していきます!

比較の前に軽く除圧術と固定術のお話をします。
除圧術とは、脊柱管を圧迫している、骨・椎間板・靱帯などの圧迫に起因している部分を削り取り圧迫を和らげる方法です。
切開と内視鏡のアプローチ方法があり、日本で多く実施されてるのは切開での手法です。
皮膚を切開し、骨(椎弓)を削ります。その後、圧迫部分を削り取っていきます。

原因部分を削り取るんですね!
ちょっと痛そうですね・・・

そうですね
麻酔等を使用するので手術中に痛みが出る事はないですね。

続いて固定術です。
固定術は、背骨のずれが大きい側彎症やすべり症、除圧術による脊柱不安定性を生じる可能性がある人に、除圧術後に実施される方法です。
基本的には、切開にて行われます。
除圧後に、体内に金属を挿入し背骨のずれを修正し固定していきます。

固定術は除圧術の後に行われるんですね。
子供の頃に姿勢が悪くて定規を入れられた様な感じですかね?

あれの体内版だと思ってくれるとわかりやすいかもしれないですね!
では、セルゲル法と除圧術と固定術の比較表で比べてみましょう!

項目セルゲル法除圧術固定術
費用自由診療の為高額
132万~176万(税込み)
保険適用可能
平均30万(3割負担の場合)
保険適用可能
平均30万(3割負担の場合)
初診から治療までの期間当日治療可能3~4週間程度3~4週間程度
入院有(1週間程度)有(1~2週間程度)
時間1椎間辺り10分1椎間辺り60~90分1椎間辺り120~150分
麻酔局所麻酔全身麻酔全身麻酔
皮膚の傷の大きさ注射針程度の極小20~30mm程度の大きさ50~70mm程度の大きさ
出血量0もしくは5~10ml50-100ml200ml
周囲の組織針のみ挿入するため損傷は無し筋肉等を剥離するため損傷する筋肉等を剥離するため損傷する
治療効果の出現期間1~3か月の中長期即時性即時性
術後変化椎間板の修復骨の除去等による不安定性脊柱管構造の改善
社会復帰翌日から可能1~2週間程度必要3週間程度必要

※一般的な病院の平均値を参考にしています。

これを見ると、セルゲル法は治療時間が短く体への負担が少ないなって感じますね!

そうなんです!
入院することもないので、年配の方の体力・筋力低下や全身麻酔を使用しないので体への負担が少ないのがメリットとなります。
外科手術を提案されたけど、リスクが高くて出来ない方でもセルゲル法を行う事が出来ます!
また、仕事で忙しい方でも当日帰宅出来ますので、生活への影響を少なくできるのもメリットになりますね!

ただ・・値段が高いのと効果が出るまで時間が掛かるのがデメリットに感じますね・・・

料金は、保険診療では無いので仕方ない部分ではありますね。
治療効果時間が掛かってしまうのは、外科手術では痛みの原因を取るので再発する恐れがありますが、セルゲル法は痛みを生まない様に根本から治療するのでどうしても時間が掛かる事だけ理解して頂ければと思います。

なるほど・・・
そしたら、セルゲル法の治療を受けてみたいと思います。

ありがとうございます。
次回の記事では、当日の治療の流れと共に患者さんの治療をしていきますね!

次回:当日の治療の流れ