治療症例紹介・コラム

Colum 椎間板ヘルニアに苦しんだプロアスリートたち~vol.1~ 近藤健介選手

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腰痛は誰でも経験することのある症状です。その原因は、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症など、様々です。

アスリートたちも脊椎疾患に悩まされることがあります。

今回は椎間板ヘルニアに苦しんだアスリートを例にして、腰部のヘルニアに関して解説します。

椎間板ヘルニアに苦しんだ野球の近藤健介選手

2020年東京オリンピックの野球日本代表として金メダルを獲得した近藤健介選手。小学校の頃から野球を始めています。2012年に北海道日本ハムファイターズに所属し、2023年に福岡ソフトバンクホークスへ移籍しています。

この近藤選手は、2017年に腰部の椎間板ヘルニアに診断されて外科的手術を受けています。手術後は実戦への復帰までかかると言われた中、約3ヶ月のリハビリをして、2017年シーズン中に復帰できました。

復帰後も好成績を残しながら、東京オリンピックで金メダルも獲り、今後の活躍も期待されています。

野球と椎間板ヘルニアの関係

野球では中腰姿勢をとることが多いです。中腰の姿勢だと、腰の椎間板に負担がかかってしまい、椎間板ヘルニアを起こしやすいです。中腰やしゃがんだ姿勢を長時間保っていると、背中や腰の筋肉が緊張しやすく、疲労が積み重なって腰痛が出たり悪化したりします。

Nachemson, A. L. The Lumbar Spine: An Orthopaedic Challenge. Spine, 1(1), 1976.

野球はスウィング動作も多いです。その際は回旋の負担がかかってしまいます。

腰に負担が増えると、椎間板が損傷して変性してしまい、その機能も低下していきます。変性が進むと、線維輪の亀裂から髄核が外に飛び出していき、椎間板ヘルニアとなります。

椎間板変性症が進めば進むほど、椎間板内の水分がなくなっていき、椎間板が薄くなり潰れた状態になります。それに伴い、脊柱管狭窄症、すべり症などの脊椎疾患が発生してしまします。

若い頃から予防対策を

若い頃からの生活習慣などは腰痛につながります。若い頃から腰痛予防対策をしていくと効果的です。

生活習慣を見直したり、運動やストレッチをしたり、ストレス解消をしたりすることで、腰痛に負けない体づくりが大切です。

一時的な腰痛が発生した場合は、放置せず、専門医の診断を受けることが大事です。早期発見と適切な治療により悪化を防ぐこともでき、完治することも可能です。

当院の治療

当院は、損傷した椎間板を修復する治療、セルゲル法を行っております。

当院のセルゲル法では、椎間板のひび割れ部分を埋める薬剤を注射し、それがゲル状になってひび割れを補綴するため、根本的な治療を行うことができます。椎間板のボリュームが減少することがなく、治療後に薬剤がゲル状のインプラントとして椎間板に残りますので、椎間板が温存されることが特徴です。

腰痛でお悩みの方、椎間板ヘルニアと診断されたことのある方は、是非一度当院での診察を受けることをご検討ください。

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