治療症例紹介

腰の治療症例紹介・コラム

【治療経過のご紹介 No.168】過去に椎間板ヘルニアの外科的手術をした患者様

患者様

30代 男性

2024年2月治療 治療から約14カ月経過

症状及び治療について

この患者様は赤い枠で示されている箇所(L3/4,4/5)に椎間板ヘルニアを認めます。

治療前の経過・治療について

20代の頃にくしゃみをした直後にぎっくり腰を発症し、歩行困難になる。排尿障害の症状も有りオペを施行。

2022年、再発。

保存的に様子を見ていたが同様の症状が出る可能性があるため、当院を受診。

治療後の経過について

各部分の痛みの数値を0~10にて患者様本人に評価してもらった表になります。

まったく痛みが無い場合を0、考えられる最大の痛みを10と評価しています。

下肢しびれおしり
治療前4443
治療から1週間後1000
治療から1か月後1000
治療から3か月後0000
治療から6か月後0000

以下はアフターフォローで連絡した際の患者様からの声になります。

1週間経過時、しびれ・痛みともに減少している。

1か月経過時、1週間目同様特に痛みが出ないまま過ごせている。

3か月経過時、2カ月目に下肢に激痛としびれ症状が出た。薬を飲んで様子を見ていたら改善した。少し違和感を感じるが、痛みの無い生活を送れている。

6か月経過時、水泳や筋トレを始めた。運動を始めてから長時間座っても症状が出ていない。

今回の患者様は、椎間板ヘルニアによる症状再発の予防と現在の症状改善の両目的から治療致しました。

椎間板ヘルニアは、線維輪にひび割れを起こして椎間板外に髄核が漏出します。DiscoGelはひび割れを修復する作用がありますので、今回の目的に対して最適でした。

現在の症状も改善しており、患者様も満足しており大変嬉しく思います。

※治療効果が出るまで3週間~3か月程度かかります。

※治療効果については個人差があります。同一の効果が得られない可能性があることをご承知おきください。

当院の治療法について

今回ご案内したセルゲル法の補足情報です。

セルゲル法の費用:1,320,000円/1箇所(税込み)~1,760,000円/5箇所(税込み)

セルゲル法のリスク・副作用:治療後に一過性の痛みが発生する可能性があります。神経損傷は治療の特性上、可能性がゼロではないですが、自験例でも論文でも損傷に関する報告はありません。局所麻酔薬によるアレルギー反応出現の可能性が極めてわずかですが存在します。治療後1~2週間は症状が一時的に悪化する可能性があります。理由として、インプラントによる減圧効果により、周囲の組織をけん引する為と考えられています。その他、椎間板がすり潰れてほとんどなくなってしまっている様な場合は治療ができない可能性があります。受診時に医師と相談しながら状態に適した治療方法の選択をご相談して頂きます。

更に詳しい情報については下記リンク先のページをご参照ください。

この記事の執筆者:理事長

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