治療症例紹介

腰の治療症例紹介・コラム

【治療経過のご紹介 No.184】ブロック注射の効果が落ちてきた患者様

患者様

40代 男性 

2024年3月治療 治療から約12カ月以上経過

症状及び治療について

この患者様は赤い枠で示されている箇所(L4/5)に椎間板ヘルニアを認めます。

L5/sは、椎間板変性を認めます。

治療前の経過・治療について

学生時代は、野球をしていた。時折、腰が痛くなっていたが我慢しながら続けていた。

2022年、ベットから起き上がる際にぎっくり腰を発症。

近医の整形外科を受診し、椎間板ヘルニアと診断。ペインクリニックにて対症療法で様子を見ていたが、徐々に効果を感じられなくなる。

症状改善の為に当院来院。

治療後の経過について

各部分の痛みの数値を0~10にて患者様本人に評価してもらった表になります。

まったく痛みが無い場合を0、考えられる最大の痛みを10と評価しています。

下肢しびれおしり
治療前8777
治療から1週間後5000
治療から1か月後3033
治療から3か月後0000
治療から6か月後0000

以下はアフターフォローで連絡した際の患者様からの声になります。

1週間経過時、動くと少し症状が気になるが、痛み・しびれの症状がとれた。

1か月経過時、ブロック注射の効果が切れてきたが、治療前よりは症状は良い。

3か月経過時、日常生活は問題ないが、仕事で重い荷物を持った時に腰痛などの症状が出ることがある。

6か月経過時、日常生活は引き続き問題なく送れている。仕事での症状が出る頻度も少なくなった。

今回の患者様は、椎間板ヘルニアの患者様でした。

症状が強く出て、日常生活に問題が出ていたりするとヘルニアの除去手術が提案される可能性が有ります。今回の患者様は、ペインクリニックにて痛みのコントロールをしながら生活を送っていました。

外科手術をしてしまうと、入院などで仕事への影響も出てしまいますので当院受診で治療となりました。

治療後の予後も良く、順調に仕事が出来ている為、大変うれしく思います。

※治療効果が出るまで3週間~3か月程度かかります。

※治療効果については個人差があります。同一の効果が得られない可能性があることをご承知おきください。

当院の治療法について

今回ご案内したセルゲル法の補足情報です。

セルゲル法の費用:1,320,000円/1箇所(税込み)~1,760,000円/5箇所(税込み)

セルゲル法のリスク・副作用:治療後に一過性の痛みが発生する可能性があります。神経損傷は治療の特性上、可能性がゼロではないですが、自験例でも論文でも損傷に関する報告はありません。局所麻酔薬によるアレルギー反応出現の可能性が極めてわずかですが存在します。治療後1~2週間は症状が一時的に悪化する可能性があります。理由として、インプラントによる減圧効果により、周囲の組織をけん引する為と考えられています。その他、椎間板がすり潰れてほとんどなくなってしまっている様な場合は治療ができない可能性があります。受診時に医師と相談しながら状態に適した治療方法の選択をご相談して頂きます。

更に詳しい情報については下記リンク先のページをご参照ください。

この記事の執筆者:理事長

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