治療症例紹介

腰の治療症例紹介・コラム

本日の治療症例紹介 CASE-No.5|ILC国際腰痛クリニック(名古屋)コラム

患者様

40代 女性

これまでの患者様の経過について 

2023年10月頃ヘルニアにて近医で削る手術をしたが、2024年の12月にベッドにいる子供を中腰で見ている際に腰痛の自覚あり。その際は仙骨のブロック注射をして良くなったため経過観察をしていたが1年経つと痛みが増強。腰部痛、右大腿背面の痺れ、右膝から足趾にかけての痺れあり。後ろに反ったときに症状増悪あり。2025年9月に近医にて仙骨ブロック注射施行するも効果なし。

治療前の症状について

・治療前の痛みレベル

まったく痛みが無い場合を0、考えられる最大の痛みを10と評価しています。

主な痛みの部分-右足

前屈:右下肢外側痺れ増悪

後屈:増悪なし

ラセーグ:陽性

圧痛:L3/4 右坐骨神経領域

間欠性跛行:陽性

・日常動作

ジムの運動

画像及び所見について

L1/2: 異常なし
L2/3: 異常なし
L3/4: 異常なし
L4/5: 変性、ヘルニア、繊維輪断裂
L5/S: 変性、右ヘルニア

以上の事が画像上認められます。

4/5、5/S に椎間板変性、椎間板ヘルニア、繊維輪断裂 を認め、主症状の原因の可能性が高い。

治療について

患者様と相談の元、 4/5、5/S にセルゲル法を施行
治療は 伴医師 が行いました。

DiscoGelを入れた後の画像になります。
治療は 40分 程度で終了
回復室で休憩後、歩いて帰院されました。

当院の治療法について

今回ご案内したセルゲル法の補足情報です。

セルゲル法の費用:1,320,000円/1箇所(税込み)~1,760,000円/5箇所(税込み)

※この患者様のケースの費用: セルゲル2箇所=1,430,000円(税込み)

セルゲル法のリスク・副作用:治療後に一過性の痛みが発生する可能性があります。神経損傷は治療の特性上、可能性がゼロではないですが、自験例でも論文でも損傷に関する報告はありません。局所麻酔薬によるアレルギー反応出現の可能性が極めてわずかですが存在します。治療後1~2週間は症状が一時的に悪化する可能性があります。理由として、インプラントによる減圧効果により、周囲の組織をけん引する為と考えられています。その他、椎間板がすり潰れてほとんどなくなってしまっている様な場合は治療ができない可能性があります。受診時に医師と相談しながら状態に適した治療方法の選択をご相談して頂きます。

更に詳しい情報については下記リンク先のページをご参照ください。

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