治療症例紹介・コラム

Colum 【治療経過のご紹介 No.123】腰痛と痺れに悩まれている患者様

患者様

60代 女性

2023年8月治療 治療から約11カ月経過

症状及び治療について

この患者様は赤い枠で示されている箇所(L4/5,5/s)に脊柱管狭窄症が認められます。

治療前の経過・治療について

学生時代にスポーツで腰に痛みを感じていた。

ここ最近腰の痛みより左下肢へのしびれが強くなり、近医の整形外科を受診し脊柱管狭窄症と診断。

ブロック注射等をしたが改善せず、当院にて治療目的で来院。

治療後の経過について

各部分の痛みの数値を0~10にて患者様本人に評価してもらった表になります。

まったく痛みが無い場合を0、考えられる最大の痛みを10と評価しています。

下肢しびれおしり
治療前7897
治療から1週間後5582
治療から1か月後0071
治療から3か月後0071
治療から6か月後0060

以下はアフターフォローで連絡した際の患者様からの声になります。

1週間経過時、症状の改善は特にない。朝起きた時が一番痛む。

1か月経過時、痛みは無くなってきたが、しびれはずっと感じている。

3か月経過時、以前として足首のあたりにしびれが残っている。動いていれば気にならないが、動き始めや立ち止まっているとしびれを感じる。

6か月経過時、痛みに関しては無くなって良かった。3か月前に比べてしびれの強さは少し弱くなっては来ている。

今回の患者様は、脊柱管狭窄症によって症状が出ていたと思われます。

患者様は、現在でもバレーボールやジムに通っており運動には積極的に取り組んでおられる方です。

しびれの症状は軽減するのに時間が掛かります。痛みの部分は低下していますので治療としては有効的だと考えられます。継続的な運動をしながら様子を見て頂ければと思います。

※治療効果が出るまで3週間~3か月程度かかります。

※治療効果については個人差があります。同一の効果が得られない可能性があることをご承知おきください。

当院の治療法について

今回ご案内したセルゲル法の補足情報です。

セルゲル法の費用:1,320,000円/1箇所(税込み)~1,760,000円/5箇所(税込み)

セルゲル法のリスク・副作用:治療後に一過性の痛みが発生する可能性があります。神経損傷は治療の特性上、可能性がゼロではないですが、自験例でも論文でも損傷に関する報告はありません。局所麻酔薬によるアレルギー反応出現の可能性が極めてわずかですが存在します。治療後1~2週間は症状が一時的に悪化する可能性があります。理由として、インプラントによる減圧効果により、周囲の組織をけん引する為と考えられています。その他、椎間板がすり潰れてほとんどなくなってしまっている様な場合は治療ができない可能性があります。受診時に医師と相談しながら状態に適した治療方法の選択をご相談して頂きます。

更に詳しい情報については下記リンク先のページをご参照ください。

この記事の執筆者:理事長