治療症例紹介・コラム

Colum 本日の治療症例紹介 CASE-No.118|ILC国際腰痛クリニック(東京)コラム

患者様のケース

患者様

50代 女性 

これまでの患者様の経過について

10代       ある日腰に痛みを感じ、1カ月程度症状が出ていた。

2019年      ぎっくり腰を発症。両大腿の裏にも痛みがあった。近医の整形外科を受診し筋肉をつけるように言われた。経過観察で症状改善。

2023年3月    ぎっくり腰を発症。

症状改善せず、当院を受診。

治療前の症状について

・治療前の痛みレベル

下肢しびれおしり
痛みの度合い1173

まったく痛みが無い場合を0、考えられる最大の痛みを10と評価しています。

主な痛みの部分-腰、大腿後面・両足裏

前屈:変化なし

後屈:変化なし

ラセーグ:80度で両側陽性

圧痛:3/4,4/5,5/sの左

・日常動作

車の運転などの長時間の座位、長時間の歩行で症状悪化。

歩行能力は問題無し。

画像及び所見について

  • L4/5-椎間板変性

以上の事が画像上認められます。

・L4/5-椎間板変性を認め、主症状の原因の可能性が高い。また、ヘルニアの痕も認められるため、過去のぎっくり腰の原因の可能性も高い。

診察・画像所見等から上記のように治療をご提案しました。

治療について

患者様と相談の元、L4/5にセルゲル法を施行

治療は蓑輪院長が行いました。

椎間板にDisco Gel注入後の画像になります。

治療は15分程度で終了

回復室で休憩後、歩いて帰院されました。

当院の治療法について

今回ご案内したセルゲル法の補足情報です。

セルゲル法の費用:1,320,000円/1箇所(税込み)~1,760,000円/5箇所(税込み)

※この患者様のケースの費用:セルゲル1箇所=1,320,000円(税込み)

セルゲル法のリスク・副作用:治療後に一過性の痛みが発生する可能性があります。神経損傷は治療の特性上、可能性がゼロではないですが、自験例でも論文でも損傷に関する報告はありません。局所麻酔薬によるアレルギー反応出現の可能性が極めてわずかですが存在します。治療後1~2週間は症状が一時的に悪化する可能性があります。理由として、インプラントによる減圧効果により、周囲の組織をけん引する為と考えられています。その他、椎間板がすり潰れてほとんどなくなってしまっている様な場合は治療ができない可能性があります。受診時に医師と相談しながら状態に適した治療方法の選択をご相談して頂きます。

更に詳しい情報については下記リンク先のページをご参照ください。

この記事の執筆者:理事長 吉田直樹