治療症例紹介・コラム

Colum 【治療経過のご紹介 No.82】ブロック注射では効果が出なかった患者様

患者様

60代 女性

2023年3月治療 治療から約8か月経過

症状及び治療について

この患者様は赤い枠で示されている箇所(L4/5の椎間板)に椎間板ヘルニアが認められます。

また、L2/3,3/4,4/5,5/sは椎間板変性が認められます。

治療前の経過・治療について

治療後のコラムを作成しておりますので、詳しくはこちらを参考

本日の治療症例紹介 CASE-No.58

治療後の経過について

各部分の痛みの数値を0~10にて患者様本人に評価してもらった表になります。

まったく痛みが無い場合を0、考えられる最大の痛みを10と評価しています。

下肢しびれおしり
治療前3553
治療から1週間後0000
治療から1か月後4020
治療から3か月後1000
治療から6か月後1200

以下はアフターフォローで連絡した際の患者様からの声になります。

1週間経過時、とても良くなり驚いてる。

1か月経過時、重い荷物を持った際に腰に痛みを感じる。しびれは1日中ふくらはぎに出ている。

3か月経過時、荷物を持った後の腰の痛みは軽減してきている。下肢は重い感じになってきている。

6か月経過時、治療前に比べて良い状態を保てている。

今回の患者様は、椎間板ヘルニアがメイン症状でした。

飛び出ているヘルニアが元に戻るまでには時間がかかるため、無理をしない程度の運動を推奨させていただきました。

1週間時の症状の改善は、ブロック注射の結果だと考えられます。効果は個人差がありますが、すぐに切れてしまう場合もありますので痛みレベルが戻ってしまうこともあります。

1~3か月時の痛みレベルは、セルゲル法の効果が出始めた結果になります。

※治療効果が出るまで3週間~3か月程度かかります。

※治療効果については個人差があります。同一の効果が得られない可能性があることをご承知おきください。

当院の治療法について

今回ご案内したセルゲル法の補足情報です。

セルゲル法の費用:1,320,000円/1箇所(税込み)~1,760,000円/5箇所(税込み)

セルゲル法のリスク・副作用:治療後に一過性の痛みが発生する可能性があります。神経損傷は治療の特性上、可能性がゼロではないですが、自験例でも論文でも損傷に関する報告はありません。局所麻酔薬によるアレルギー反応出現の可能性が極めてわずかですが存在します。治療後1~2週間は症状が一時的に悪化する可能性があります。理由として、インプラントによる減圧効果により、周囲の組織をけん引する為と考えられています。その他、椎間板がすり潰れてほとんどなくなってしまっている様な場合は治療ができない可能性があります。受診時に医師と相談しながら状態に適した治療方法の選択をご相談して頂きます。

更に詳しい情報については下記リンク先のページをご参照ください。

この記事の執筆者:理事長 吉田直樹