治療症例紹介・コラム

Colum 【ストレッチの方法】

schedule
ストレッチには大きく分けて以下の二種類あります。

・スタティックストレッチ(静的ストレッチ)
 筋肉を伸ばした状態で一定時間止めて行うストレッチ

・ダイナミックストレッチ(動的ストレッチ)
 筋肉を伸ばしたり縮めたりを繰り返しながら行うストレッチ

スタティックストレッチは軽い伸張痛が出る程度のストレッチをゆっくり鼻呼吸をしながら最低30秒以上行ってください。リラクゼーション効果もあり、寝る前などに行うのが良いです。しかしこのストレッチ方法は身体がリラックスしてしまうので、身体を動かす前にしてしまうと、一時的に筋力が弱くなり、思うように筋力の発揮が出来なくなるので注意が必要です。
リハビリやランニングなどの運動をする前や関節の可動域を高めるためにはダイナミックストレッチをお薦めします。筋肉を動かしながらストレッチを行うことで、血流が増加し、筋温を上昇させます。また伸ばした部分の筋肉だけを動かすのではなく、他の部位と一緒に動かすので、身体の動かしやすさの向上にもつながります。寝る前にダイナミックストレッチを行ってしまうと、交感神経が優位になり睡眠の質を下げることになるので、お気を付けください。

どちらのストレッチを行っても筋肉を柔らかくし、関節を動かしやすくなります。
目的や行うタイミングなどを考慮し、効果的な方法を選んで行ってください!

ILC国際腰痛クリニック東京

この記事の執筆者:理事長 吉田直樹