腰痛は生活習慣の影響を大きく受けています。 現在も新型コロナウイルスの影響でデスクワークを継続している方も多くいらっしゃると思います。 腰痛にお悩みの方の中には、椅子が合っておらず腰が痛くなったという方も少なくありません。 そこで、改めて「椅子」と腰痛との関係性についてお話していこうと思います。 まず前提として 《 良い姿勢とは、必ずしも胸を張った姿勢を意味しない》 ことをご理解ください。 まずは悪い椅子の座り方から順番にご説明させていただきます。 〇悪い椅子の座り方と姿勢による腰痛 皆様は普段、椅子に座るとき「このようにして座ろう」と座り方を意識することはありますか? 普段の座り方によっては、腰痛を引き起こしている可能性もあります。 悪い椅子の座り方を、気づかずに習慣的に行っていると、腰回りの筋肉だけでなく股関節や胸など、腰以外の部分にも影響が出てきてしまいます。 ~悪い椅子の座り方~ デスクワークなど長時間の座る姿勢が続く腰痛患者様に共通する姿勢をご紹介させていただきます ・頚を前に突き出している *パソコン作業に多く、首の重さが脊柱の負担となり腰痛以外にも首や肩こりの原因となります ・椅子の背もたれに寄りかかるように座っている → 骨盤が後ろへと傾き、お尻の筋肉を上手に使うことが出来なくなってしまいます ・足が浮いている 足がついていない状態は全体的に不安定なためリラックスが出来ません。足がついている状態の時よりも余計な筋肉を使うことになり全体的に疲労感が増す傾向にあります。他にも上半身を支えるため下半身の筋肉が緊張し、腰痛につながるケースもあります。 ・椅子に浅く座る リスクとして、腰を反らすようにして座っている場合、一見姿勢よく見えますが、実際は反り腰気味になってしまい、腰痛のリスクを高めやすい姿勢となります 椅子の座り方1つとっても様々な影響を体に与えています。 今回はここまでとなります。 まずは紹介させていただいた「悪い座り方」を普段行っていないか、ご自身で確認してみましょう。 もし上記の行動をしていた場合は次回までに、日頃悪い姿勢になっていないか、意識して過ごしてみましょう。 次は正しい椅子の座り方についてお話させていただきます。
治療症例紹介・コラム