治療症例紹介・コラム

Colum 【治療経過のご紹介 No.109】治療後2週間で改善した患者様

患者様

60代 男性

2023年6月治療 治療から約10か月経過

症状及び治療について

この患者様は赤い枠で示されている箇所(L3/4,4/5)に椎間板変性が認められます。

L3/4,4/5共に、両椎間孔とも狭窄を認めます。

治療前の経過・治療について

ぎっくり腰を頻回に繰り返している。

現在   2カ月前に腰に違和感を感じ、その後右下肢にしびれを感じるようになる。痛み止めを飲んで様子を見ていたら1週間前から改善に向かっている。

治療後の経過について

各部分の痛みの数値を0~10にて患者様本人に評価してもらった表になります。

まったく痛みが無い場合を0、考えられる最大の痛みを10と評価しています。

下肢しびれおしり
治療前7777
治療から1週間後9077
治療から1か月後0000
治療から3か月後0000
治療から6か月後0000

以下はアフターフォローで連絡した際の患者様からの声になります。

1週間経過時、50~100m程度歩き始めると痛みが取れていく。

1か月経過時、治療から2週間程度で痛みが全く無くなった。一時腰が痛くなったが2日程度経ったら再び痛みが無くなった。

3か月経過時、症状全く出ない。

6か月経過時、変わらず症状が出ずとても嬉しい。

今回の患者様は、椎間板膨隆による椎間孔狭窄が原因だと考えられます。

治療後すぐに痛みが悪化した原因は、椎間板にDiscoGelを注入したことにより椎間板の内容量が増えて症状が出たものだと考えられます。

時間が経過し、椎間板の内容量が正常に戻り症状も消失したものと考えられます。

治療後からぎっくり腰も発症せず、患者様ご自身でもお体のケアをなさっておりますのでこのまま症状が出ないことをお祈りしてます。

※治療効果が出るまで3週間~3か月程度かかります。

※治療効果については個人差があります。同一の効果が得られない可能性があることをご承知おきください。

当院の治療法について

今回ご案内したセルゲル法の補足情報です。

セルゲル法の費用:1,320,000円/1箇所(税込み)~1,760,000円/5箇所(税込み)

セルゲル法のリスク・副作用:治療後に一過性の痛みが発生する可能性があります。神経損傷は治療の特性上、可能性がゼロではないですが、自験例でも論文でも損傷に関する報告はありません。局所麻酔薬によるアレルギー反応出現の可能性が極めてわずかですが存在します。治療後1~2週間は症状が一時的に悪化する可能性があります。理由として、インプラントによる減圧効果により、周囲の組織をけん引する為と考えられています。その他、椎間板がすり潰れてほとんどなくなってしまっている様な場合は治療ができない可能性があります。受診時に医師と相談しながら状態に適した治療方法の選択をご相談して頂きます。

更に詳しい情報については下記リンク先のページをご参照ください。

この記事の執筆者:理事長