患者様
70代 女性
2023年3月治療 治療から約1年経過
症状及び治療について
この患者様は赤い枠で示されている箇所(L3/4,4/5)に脊柱管狭窄症が認められます。
L5/sは椎間板変性を認めます。
治療前の経過・治療について
2015年に初めてぎっくり腰を発症。近医の整形外科を受診し、すべり症と診断を受け手術の提案もされたが拒否した。その後整体に通い症状は改善した。
2022年に左下肢にしびれが出るようになる。整体等で改善はしたが完全には良くならず寝る際には痛みが走るようになる。
症状改善目的で当院受診となる。
治療後の経過について
各部分の痛みの数値を0~10にて患者様本人に評価してもらった表になります。
まったく痛みが無い場合を0、考えられる最大の痛みを10と評価しています。
腰 | 下肢 | しびれ | おしり | |
---|---|---|---|---|
治療前 | 2 | 3 | 3 | 2 |
治療から1週間後 | 1 | 3 | 0 | 0 |
治療から1か月後 | 2 | 3 | 0 | 0 |
治療から3か月後 | 0 | 1 | 0 | 0 |
治療から6か月後 | 0 | 1 | 0 | 0 |
治療から12か月後 | 0 | 1 | 0 | 0 |
以下はアフターフォローで連絡した際の患者様からの声になります。
1週間経過時、治療後2、3日は重い感じがしたが痛みもしびれも少なくなった。
1か月経過時、長く歩いた後と横になる時に腰に痛みがある。
3か月経過時、前かがみになっても痛みが出なくなった。
6か月経過時、左足に痛みが時々ある。
12か月経過時、下肢に痛みは少し残っているが気にするほどでもない。治療前はこのまま歩けなくなるのかと心配したが治療して改善出来てとても嬉しい。
今回の患者様は、L3/4,4/5の脊柱管狭窄症が原因だと考えられます。
セルフケアで腰痛と向き合っていた患者様でした。治療後も積極的にアドバイスを受け止め実践してくれました。
治療効果も然りですが、患者様の前向きな姿勢によってより良い効果が出たと感じます。
多少痛みが残存してしまいましたが、治療をして良かったとお褒めの言葉を頂き嬉しく思います。
※治療効果が出るまで3週間~3か月程度かかります。
※治療効果については個人差があります。同一の効果が得られない可能性があることをご承知おきください。
当院の治療法について
今回ご案内したセルゲル法の補足情報です。
セルゲル法の費用:1,320,000円/1箇所(税込み)~1,760,000円/5箇所(税込み)
セルゲル法のリスク・副作用:治療後に一過性の痛みが発生する可能性があります。神経損傷は治療の特性上、可能性がゼロではないですが、自験例でも論文でも損傷に関する報告はありません。局所麻酔薬によるアレルギー反応出現の可能性が極めてわずかですが存在します。治療後1~2週間は症状が一時的に悪化する可能性があります。理由として、インプラントによる減圧効果により、周囲の組織をけん引する為と考えられています。その他、椎間板がすり潰れてほとんどなくなってしまっている様な場合は治療ができない可能性があります。受診時に医師と相談しながら状態に適した治療方法の選択をご相談して頂きます。
更に詳しい情報については下記リンク先のページをご参照ください。
この記事の執筆者:理事長