治療症例紹介・コラム

Colum 【治療経過のご紹介 No.116】他院にて内視鏡手術を10年前施行したが痛みが再燃し来院した患者様

患者様

70代 男性

2023年7月治療 治療から約1年経過

症状及び治療について

この患者様は赤い枠で示されている箇所(L2/3,3/4,4/5)に脊柱管狭窄症が認められます。

治療前の経過・治療について

10年前に、階段から落ち入院。椎間板ヘルニアで内視鏡手術を施行。

術後3~4年は良かったが、2022年辺りから痛みが出始める。

2023年4月妻の看護中に腰に痛みが走る。その後から調子が良かったり悪かったりを繰り返している。ブロック注射をしたが痛みが再燃してしまう。

症状改善目的で当院受診となる。

治療後の経過について

各部分の痛みの数値を0~10にて患者様本人に評価してもらった表になります。

まったく痛みが無い場合を0、考えられる最大の痛みを10と評価しています。

下肢しびれおしり
治療前10021
治療から1週間後2001
治療から1か月後2021
治療から3か月後1532
治療から6か月後1111

以下はアフターフォローで連絡した際の患者様からの声になります。

1週間経過時、痛みは少なくなったが腰を重さを感じる。

1か月経過時、日によって症状が出る。起床時はしびれを感じることが多い。

3か月経過時、痛い時もあるが我慢できるレベルになった。治療前より8割程度良くなっている。

6か月経過時、症状自体はとても良くなった。座骨神経痛の痛みが少し残っているだけ。

今回の患者様は、脊柱管狭窄症の症状が出ていました。

歩行困難になる時もあり、間欠性跛行の症状が認めれていました。治療後も右足首に痛みが少し出てはいますが症状自体は軽減されていました。

患者様自身も、適度な運動リハビリに取り組み、症状が軽減できた事に大変喜んでおられました。

※治療効果が出るまで3週間~3か月程度かかります。

※治療効果については個人差があります。同一の効果が得られない可能性があることをご承知おきください。

当院の治療法について

今回ご案内したセルゲル法の補足情報です。

セルゲル法の費用:1,320,000円/1箇所(税込み)~1,760,000円/5箇所(税込み)

セルゲル法のリスク・副作用:治療後に一過性の痛みが発生する可能性があります。神経損傷は治療の特性上、可能性がゼロではないですが、自験例でも論文でも損傷に関する報告はありません。局所麻酔薬によるアレルギー反応出現の可能性が極めてわずかですが存在します。治療後1~2週間は症状が一時的に悪化する可能性があります。理由として、インプラントによる減圧効果により、周囲の組織をけん引する為と考えられています。その他、椎間板がすり潰れてほとんどなくなってしまっている様な場合は治療ができない可能性があります。受診時に医師と相談しながら状態に適した治療方法の選択をご相談して頂きます。

更に詳しい情報については下記リンク先のページをご参照ください。

この記事の執筆者:理事長