治療症例紹介・コラム

Colum 【治療経過のご紹介 No.131】ご自身で痛みコントロールしながら改善に繋がった患者様

患者様

50代 女性

2023年9月治療 治療から約12カ月経過

症状及び治療について

この患者様は赤い枠で示されている箇所(L3/4,4/5,5/s)に椎間板変性が認められます。

治療前の経過・治療について

学生時代の部活動中に転んでから腰に痛みを感じるようになる

仕事中に足を踏み外し腰を痛めてからぎっくり腰が頻回

整形外科受診しすべり症と診断

治療目的で当院来院

治療後の経過について

各部分の痛みの数値を0~10にて患者様本人に評価してもらった表になります。

まったく痛みが無い場合を0、考えられる最大の痛みを10と評価しています。

下肢しびれおしり
治療前8604
治療から1週間後4312
治療から1か月後3301
治療から3か月後1101
治療から6か月後0000

以下はアフターフォローで連絡した際の患者様からの声になります。

1週間経過時、症状は半減した。長時間座っているとしびれを少し感じる。

1か月経過時、長時間の座位や同じ姿勢をしていると違和感と痛みを感じる。

3か月経過時、水中ウォーキングから陸上でのウォーキングに変えたが疲労感や痛みが出ることもない。

6か月経過時、日常生活上では何も不便が無く生活が出来ている。

今回の患者様は、椎間板変性による痛みだと考えられます。

L3/4,4/5にはひび割れ所見が認められ、それが原因で繰り返しぎっくり腰が起きていたと考えられます。

患者様自身で最初は水中から陸へとウォーキングをシフトチェンジし、体に掛かる負担をご自身でコントロールしていた部分も改善に繋がったと思います。

※治療効果が出るまで3週間~3か月程度かかります。

※治療効果については個人差があります。同一の効果が得られない可能性があることをご承知おきください。

当院の治療法について

今回ご案内したセルゲル法の補足情報です。

セルゲル法の費用:1,320,000円/1箇所(税込み)~1,760,000円/5箇所(税込み)

セルゲル法のリスク・副作用:治療後に一過性の痛みが発生する可能性があります。神経損傷は治療の特性上、可能性がゼロではないですが、自験例でも論文でも損傷に関する報告はありません。局所麻酔薬によるアレルギー反応出現の可能性が極めてわずかですが存在します。治療後1~2週間は症状が一時的に悪化する可能性があります。理由として、インプラントによる減圧効果により、周囲の組織をけん引する為と考えられています。その他、椎間板がすり潰れてほとんどなくなってしまっている様な場合は治療ができない可能性があります。受診時に医師と相談しながら状態に適した治療方法の選択をご相談して頂きます。

更に詳しい情報については下記リンク先のページをご参照ください。

この記事の執筆者:理事長