治療症例紹介・コラム

Colum 【治療経過のご紹介 No.142】治療後から約1年経過現在まで痛みが消失している患者様

患者様

70代 男性

2023年12月治療 治療から約11カ月経過

症状及び治療について

この患者様は赤い枠で示されている箇所(L3/4,4/5)に椎間板変性・椎間孔狭窄が認められます。

L5/sは椎間板の高さが狭小化している為、治療適応には至りませんでした。

治療前の経過・治療について

2021年に腰に痛みが出て歩けなくなり、近医の整形外科を受診。

加齢によるものと診断され、リハビリをして少し改善傾向となる。

現在も腰に痛みを抱えており、当院受診。

治療後の経過について

各部分の痛みの数値を0~10にて患者様本人に評価してもらった表になります。

まったく痛みが無い場合を0、考えられる最大の痛みを10と評価しています。

下肢しびれおしり
治療前7200
治療から1週間後0000
治療から1か月後0000
治療から3か月後0000
治療から6か月後0000

以下はアフターフォローで連絡した際の患者様からの声になります。

1週間経過時、体が軽くなり症状は無くなった。

1か月経過時、ゴルフの素振りをしても痛みが出なかった。

3か月経過時、ゴルフが出来るまでになった。ゴルフをした後も痛みが出る事はない。

6か月経過時、変わらずゴルフをしているが腰が痛くなったことはない。

今回の患者様は、椎間板変性による椎間孔狭窄によって主症状が出ていた可能性が高いです。

治療後数日で痛みが無く、現在までキープされています。治療後すぐの効果に関してはブロック注射と同じ原理になります。

ブロック注射は個人差があり、数日で効果が無くなる方、長期間効果が持続される方、全く効かない方など様々です。

今回の患者様は、ブロック注射の効果が長続きしている間にDiscoGelでの修復が進んだと思われます。

※治療効果が出るまで3週間~3か月程度かかります。

※治療効果については個人差があります。同一の効果が得られない可能性があることをご承知おきください。

当院の治療法について

今回ご案内したセルゲル法の補足情報です。

セルゲル法の費用:1,320,000円/1箇所(税込み)~1,760,000円/5箇所(税込み)

セルゲル法のリスク・副作用:治療後に一過性の痛みが発生する可能性があります。神経損傷は治療の特性上、可能性がゼロではないですが、自験例でも論文でも損傷に関する報告はありません。局所麻酔薬によるアレルギー反応出現の可能性が極めてわずかですが存在します。治療後1~2週間は症状が一時的に悪化する可能性があります。理由として、インプラントによる減圧効果により、周囲の組織をけん引する為と考えられています。その他、椎間板がすり潰れてほとんどなくなってしまっている様な場合は治療ができない可能性があります。受診時に医師と相談しながら状態に適した治療方法の選択をご相談して頂きます。

更に詳しい情報については下記リンク先のページをご参照ください。

この記事の執筆者:理事長