【治療経過のご紹介 No.155】外科的治療に前向きになれずセルゲル法により改善した患者様
カテゴリー:
患者様
60代 男性
2023年12月治療 治療から約12カ月経過
症状及び治療について
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この患者様は赤い枠で示されている箇所(L3/4)に脊柱管狭窄症が認められます。
治療前の経過・治療について
30代に椎間板ヘルニアで入院。
2023年重い物を持った後に左臀部~下肢にかけて痛みが出た。数日後に歩けなくなり近医の整形外科受診し変形性腰椎症と診断。
手術をいくつか提案されたが前向きになれずブロック注射やリハビリで様子をみることに。
症状が改善しないため当院に来院。
治療後の経過について
各部分の痛みの数値を0~10にて患者様本人に評価してもらった表になります。
まったく痛みが無い場合を0、考えられる最大の痛みを10と評価しています。
腰 | 下肢 | しびれ | おしり | |
---|---|---|---|---|
治療前 | 8 | 5 | 0 | 5 |
治療から1週間後 | 2 | 3 | 0 | 0 |
治療から1か月後 | 4 | 2 | 0 | 3 |
治療から3か月後 | 2 | 2 | 2 | 2 |
治療から6か月後 | 1 | 1 | 1 | 1 |
治療から12か月後 | 1 | 1 | 1 | 1 |
以下はアフターフォローで連絡した際の患者様からの声になります。
1週間経過時、足がよくつるようになる。(足つぼマッサージによって経過良好となる)
1か月経過時、右腰~ふとももに強い痛みがでる。
3か月経過時、左臀部~左膝に痛みがでる。右ふとももは少ししびれを感じる。
6か月経過時、日常生活は良くなった。長時間の運転の時はコルセット着用してうまく付き合っている。
12か月経過時、治療前より良い生活を送れている。
今回の患者様は、椎間板の他に骨棘などの多数の要因によって引き起こされていた症状だと考えられます。
セルゲル法は、椎間板の治療になりますので骨の移動や骨棘の変性などには治療効果は低いですが、患者様自身で近隣の病院のリハビリに通院し症状と向き合うことによりトータルで症状のレベルを下げる事が出来ました。
当院の治療を始めの一歩として、腰痛改善に繋げていければ幸いです。
※治療効果が出るまで3週間~3か月程度かかります。
※治療効果については個人差があります。同一の効果が得られない可能性があることをご承知おきください。
当院の治療法について
今回ご案内したセルゲル法の補足情報です。
セルゲル法の費用:1,320,000円/1箇所(税込み)~1,760,000円/5箇所(税込み)
セルゲル法のリスク・副作用:治療後に一過性の痛みが発生する可能性があります。神経損傷は治療の特性上、可能性がゼロではないですが、自験例でも論文でも損傷に関する報告はありません。局所麻酔薬によるアレルギー反応出現の可能性が極めてわずかですが存在します。治療後1~2週間は症状が一時的に悪化する可能性があります。理由として、インプラントによる減圧効果により、周囲の組織をけん引する為と考えられています。その他、椎間板がすり潰れてほとんどなくなってしまっている様な場合は治療ができない可能性があります。受診時に医師と相談しながら状態に適した治療方法の選択をご相談して頂きます。
更に詳しい情報については下記リンク先のページをご参照ください。
この記事の執筆者:理事長