治療症例紹介

腰の治療症例紹介・コラム

【治療経過のご紹介 No.181】内視鏡手術後の患者様

患者様

70代 男性 

2024年3月治療 治療から約12カ月以上経過

症状及び治療について

この患者様は赤い枠で示されている箇所(L4/5)に椎間板変性を認めます。

L4の前方すべりを認めます。

治療前の経過・治療について

11年前から腰から右下肢にかけてしびれの症状が出て歩行困難となった。

翌年内視鏡手術を施行。術後直後は良好であった。

2023年夏頃から、背骨当たりに痛みが出現。冬頃には歩行困難並みの腰痛が出現。

近医の整形外科を受診し、投薬で様子を見て症状は少し治まった。

症状改善の為に、当院受診となる。

治療後の経過について

各部分の痛みの数値を0~10にて患者様本人に評価してもらった表になります。

まったく痛みが無い場合を0、考えられる最大の痛みを10と評価しています。

下肢しびれおしり
治療前5554
治療から1週間後1010
治療から1か月後1000
治療から3か月後2000
治療から6か月後0000

以下はアフターフォローで連絡した際の患者様からの声になります。

1週間経過時、全体的に症状は緩和してきている。右ふくらはぎには少ししびれが残っている。

1か月経過時、時々腰が重く感じる。

3か月経過時、動いたりすると腰の痛みがでる。

6か月経過時、治療から4カ月程度で痛みが無くなった。

今回の患者様は、除圧術後の患者様でした。

症状のメインとしては、L4のすべりによる椎間孔狭窄症と考えられます。

今後は、運動を少しずつ初めてより良い体作りに励んでいただくと幸いです。。

※治療効果が出るまで3週間~3か月程度かかります。

※治療効果については個人差があります。同一の効果が得られない可能性があることをご承知おきください。

当院の治療法について

今回ご案内したセルゲル法の補足情報です。

セルゲル法の費用:1,320,000円/1箇所(税込み)~1,760,000円/5箇所(税込み)

セルゲル法のリスク・副作用:治療後に一過性の痛みが発生する可能性があります。神経損傷は治療の特性上、可能性がゼロではないですが、自験例でも論文でも損傷に関する報告はありません。局所麻酔薬によるアレルギー反応出現の可能性が極めてわずかですが存在します。治療後1~2週間は症状が一時的に悪化する可能性があります。理由として、インプラントによる減圧効果により、周囲の組織をけん引する為と考えられています。その他、椎間板がすり潰れてほとんどなくなってしまっている様な場合は治療ができない可能性があります。受診時に医師と相談しながら状態に適した治療方法の選択をご相談して頂きます。

更に詳しい情報については下記リンク先のページをご参照ください。

この記事の執筆者:理事長

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