治療症例紹介・コラム

Colum 【治療経過のご紹介 No.31】QOLが向上した患者様

患者様

60代 女性

2022年12月治療 治療から約5か月経過

症状及び治療について

この患者様は赤い枠で示されている箇所(L3/4、4/5の椎間板)に脊柱管狭窄症が認められます。

また、L1が軽度の後方すべり、L3が前方すべりを各々認められます。

治療前の経過について

20年前から腰に症状が出始めた。

7年前にMRIを撮影し、すべり症と脊柱管狭窄症と診断を受ける。

膝も元々悪く、先に腰を治療の目的で当院を受診の形となる。

治療について

治療は椎間板のL1/2,3/4,4/5の計3椎間に対して、セルゲル法を行いました。

治療後の経過について

各部分の痛みの数値を0~10にて患者様本人に評価してもらった表になります。

まったく痛みが無い場合を0、考えられる最大の痛みを10と評価しています。

下肢しびれおしり
治療前5013
治療から1週間後5013
治療から1か月後2010
治療から3か月後1000

以下はアフターフォローで連絡した際の患者様からの声になります。

1週間経過時、良い感じ。膝も別の治療を続けているが、セルゲル法を行った後の方が良くなったと感じる。

1か月経過時、腰が軽くなり、階段も前だと一段ごとに両足を揃えないと困難だったが、今は一段ずつ上り下りが可能となった。

3か月経過時、膝の痛みはあるがそれ以外は調子が良い。

膝に関しては他院にて治療を行っています。ですが、腰からの原因もあったのか少しだけですが調子が良くなったと話しておりました。

日常生活も過ごしやすくなり、セルゲル法を受けて良かったと言って頂き有難く思います。

※治療効果が出るまで3週間~3か月程度かかります。

※治療効果については個人差があります。同一の効果が得られない可能性があることをご承知おきください。

当院の治療法について

今回ご案内したセルゲル法の補足情報です。

セルゲル法の費用:1,320,000円/1箇所(税込み)~1,760,000円/5箇所(税込み)

セルゲル法のリスク・副作用:治療後に一過性の痛みが発生する可能性があります。神経損傷は治療の特性上、可能性がゼロではないですが、自験例でも論文でも損傷に関する報告はありません。局所麻酔薬によるアレルギー反応出現の可能性が極めてわずかですが存在します。治療後1~2週間は症状が一時的に悪化する可能性があります。理由として、インプラントによる減圧効果により、周囲の組織をけん引する為と考えられています。その他、椎間板がすり潰れてほとんどなくなってしまっている様な場合は治療ができない可能性があります。受診時に医師と相談しながら状態に適した治療方法の選択をご相談して頂きます。

更に詳しい情報については下記リンク先のページをご参照ください。

この記事の執筆者:理事長 吉田直樹