治療症例紹介・コラム

Colum 本日の治療症例紹介 CASE-No.68|ILC国際腰痛クリニック(東京)コラム

患者様のケース

患者様

40代 男性

これまでの患者様の経過について

2022年8月 腰に違和感を感じる。近医の整形外科を受診しL5/sの椎間板ヘルニアと診断を受ける。

2023年1月 針や整体に通い痛みが完全になくなった。

2023年2月 痛みが再発。神経根ブロックや投薬対応したが症状変わらず当院を受診の形となる。

治療前の症状について

・治療前の痛みレベル

下肢しびれおしり
痛みの度合い3808

まったく痛みが無い場合を0、考えられる最大の痛みを10と評価しています。

主な痛みの部分-坐骨神経痛、左お尻~足裏。

前屈:左のお尻に痛み

後屈:左下肢しびれ

ラセーグ:なし

圧痛:なし

・日常動作

寝ている時、座っている時に症状が悪化。

運転が出来ない。

歩行能力は問題無し。

画像及び所見について

  • L2/3・3/4・4/5・5/s-椎間板変性症(3/4・4/5は軽度)
  • L5/s-左椎間板ヘルニア

以上の事が画像上認められます。

・L2/3-椎間板変性をきたし、椎間板の高さが減衰しているため保存的

・5/s-椎間板ヘルニアが認められる為、痛みの原因の可能性が考えられる。

診察・画像所見等から上記のように治療をご提案しました。

治療について

L2/3、5/sにセルゲル法を施行

治療は院長が行いました。

椎間板にDisco Gel注入後の画像になります。

治療は25分程度で終了

回復室で休憩後、歩いて帰院されました。

当院の治療法について

今回ご案内したセルゲル法の補足情報です。

セルゲル法の費用:1,320,000円/1箇所(税込み)~1,760,000円/5箇所(税込み)

※この患者様のケースの費用:セルゲル箇所=1,430,000円(税込み)

セルゲル法のリスク・副作用:治療後に一過性の痛みが発生する可能性があります。神経損傷は治療の特性上、可能性がゼロではないですが、自験例でも論文でも損傷に関する報告はありません。局所麻酔薬によるアレルギー反応出現の可能性が極めてわずかですが存在します。治療後1~2週間は症状が一時的に悪化する可能性があります。理由として、インプラントによる減圧効果により、周囲の組織をけん引する為と考えられています。その他、椎間板がすり潰れてほとんどなくなってしまっている様な場合は治療ができない可能性があります。受診時に医師と相談しながら状態に適した治療方法の選択をご相談して頂きます。

更に詳しい情報については下記リンク先のページをご参照ください。

この記事の執筆者:理事長 吉田直樹