治療症例紹介・コラム

Colum 【治療経過のご紹介 No.36】治療後すぐに快方したが悪化し6か月経過時に痛み・しびれ共に消失した患者様

患者様

70代 男性

2022年11月治療 治療から約6か月経過

症状及び治療について

この患者様は赤い枠で示されている箇所(L2/3・3/4・4/5・5/sの椎間板)に脊柱管狭窄症が認められます。

治療前の経過について

2019年     脊柱管狭窄症と椎間板ヘルニアで内視鏡手術をし、症状改善。

2022年7月  左のおしりから下肢にかけて痛み・しびれが出現。内視鏡手術を実施。

2022年8月  改善せず再手術を実施。その後は改善してきた。

まだ少し症状が出るため当院を受診し治療の形となる。

治療について

治療は椎間板のL2/3,3/4,4/5,5/sの計4椎間に対して、セルゲル法を行いました。

治療後の経過について

各部分の痛みの数値を0~10にて患者様本人に評価してもらった表になります。

まったく痛みが無い場合を0、考えられる最大の痛みを10と評価しています。

下肢しびれおしり
治療前1040
治療から1週間後1010
治療から1か月後1030
治療から3か月後1030
治療から6か月後0000

以下はアフターフォローで連絡した際の患者様からの声になります。

1週間経過時、治療前に比べると良くなってきてはいるが、しびれはまだ残っている感じ。

1か月経過時、朝起きると足がピリピリする感じ。薬で痛みは和らぐ。

3か月経過時、朝起きると左足に痛みとしびれが出る。歩き出すとだんだん落ち着いてくる。

6か月経過時、痛みもしびれもない生活を送っている。登山や山菜採りしてもまったく痛みが出なくなった。

今回の患者様は、起床時の左下肢のしびれに困っておりましたが半年経過時に症状が消失して嬉しく思います。

3か月経過時に日ごろから8000歩程度歩いているとお話を聞いておりましたので徐々に筋肉が付き始めて症状が良くなったのだと思います。

セルゲル法をすることにより椎間板からの症状も減っていきますので、より良い生活を送っていけると思います。

※治療効果が出るまで3週間~3か月程度かかります。

※治療効果については個人差があります。同一の効果が得られない可能性があることをご承知おきください。

当院の治療法について

今回ご案内したセルゲル法の補足情報です。

セルゲル法の費用:1,320,000円/1箇所(税込み)~1,760,000円/5箇所(税込み)

セルゲル法のリスク・副作用:治療後に一過性の痛みが発生する可能性があります。神経損傷は治療の特性上、可能性がゼロではないですが、自験例でも論文でも損傷に関する報告はありません。局所麻酔薬によるアレルギー反応出現の可能性が極めてわずかですが存在します。治療後1~2週間は症状が一時的に悪化する可能性があります。理由として、インプラントによる減圧効果により、周囲の組織をけん引する為と考えられています。その他、椎間板がすり潰れてほとんどなくなってしまっている様な場合は治療ができない可能性があります。受診時に医師と相談しながら状態に適した治療方法の選択をご相談して頂きます。

更に詳しい情報については下記リンク先のページをご参照ください。

この記事の執筆者:理事長 吉田直樹