治療症例紹介・コラム

Colum 【治療経過のご紹介 No.39】治療後リハビリを施行しびれが消失した患者様

患者様

60代 女性

2023年1月治療 治療から約5か月経過

症状及び治療について

この患者様は赤い枠で示されている箇所(L4/5の椎間板)に椎間板ヘルニアが認められます。

L2/3・3/4・4/5・5/sは椎間板変性が認められます。

治療前の経過について

出産後    ぎっくり腰をときどき発症するようになる。

2020年   ぎっくり腰を発症。服薬にて1か月程度で軽快。

2022年6月  ぎっくり腰を発症。2か月程度で軽快。

2022年8月  ぎっくり腰を発症。以降軽快していない。

当院にて治療の形となる。

治療について

治療は椎間板のL2/3,3/4,4/5の計3椎間に対して、セルゲル法を行いました。

治療後の経過について

各部分の痛みの数値を0~10にて患者様本人に評価してもらった表になります。

まったく痛みが無い場合を0、考えられる最大の痛みを10と評価しています。

下肢しびれおしり
治療前4101010
治療から1週間後0060
治療から1か月後0550
治療から3か月後0201

以下はアフターフォローで連絡した際の患者様からの声になります。

1週間経過時、痺れはあるが痛み現在無い。

1か月経過時、長く歩くと足に痛みが出る。しびれる回数は減ってきている、症状が出ても30秒ぐらい。

3か月経過時、リハビリに行ってからしびれが消えた。

治療後から1週間程度までの、痛み消失はブロック注射と同じ効果になります。

今回の患者様は、しびれに関して不安を抱えていましたので当院併設のリハビリをご案内致しました。2回リハビリに通院していただきしびれの症状は現在消失しているようで嬉しく思います。

アフターフォローの一環としてリハビリのご案内をしていますので、治療後悩まれている方がいらっしゃいましたらお気軽にお問い合わせください。

※治療効果が出るまで3週間~3か月程度かかります。

※治療効果については個人差があります。同一の効果が得られない可能性があることをご承知おきください。

当院の治療法について

今回ご案内したセルゲル法の補足情報です。

セルゲル法の費用:1,320,000円/1箇所(税込み)~1,760,000円/5箇所(税込み)

セルゲル法のリスク・副作用:治療後に一過性の痛みが発生する可能性があります。神経損傷は治療の特性上、可能性がゼロではないですが、自験例でも論文でも損傷に関する報告はありません。局所麻酔薬によるアレルギー反応出現の可能性が極めてわずかですが存在します。治療後1~2週間は症状が一時的に悪化する可能性があります。理由として、インプラントによる減圧効果により、周囲の組織をけん引する為と考えられています。その他、椎間板がすり潰れてほとんどなくなってしまっている様な場合は治療ができない可能性があります。受診時に医師と相談しながら状態に適した治療方法の選択をご相談して頂きます。

更に詳しい情報については下記リンク先のページをご参照ください。

この記事の執筆者:理事長 吉田直樹