治療症例紹介・コラム

Colum 【治療経過のご紹介 No.49】当院併設のリハビリ通院後に症状が緩和した患者様

患者様

60代 女性

2022年10月治療 治療から約8か月経過

症状及び治療について

この患者様は赤い枠で示されている箇所(L,4/5の椎間板)に椎間板ヘルニア認められます。

L1/2~L5/sは椎間板変性を認めます。

治療前の経過について

16歳      椎間板ヘルニアで1か月入院。その後ときどきぎっくり腰を繰り返す。

2022年6月    左腰から左下肢にかけての痛みとしびれの症状が出る。近医の整形外科を受診し椎間板ヘルニアと診断を受ける。保存療法にて対応。

当院にて治療の形となる。

治療について

治療は椎間板のL1/2、2/3、3/4、4/5、5/sの計5椎間に対して、セルゲル法を行いました。

治療後の経過について

各部分の痛みの数値を0~10にて患者様本人に評価してもらった表になります。

まったく痛みが無い場合を0、考えられる最大の痛みを10と評価しています。

下肢しびれおしり
治療前7999
治療から1週間後7999
治療から1か月後9999
治療から3か月後8776
治療から6か月後2221

以下はアフターフォローで連絡した際の患者様からの声になります。

1週間経過時、痛み・しびれは治療前と変わらない。

1か月経過時、腰と腰周辺に重さとピリッとした感じがする。

3か月経過時、薬を飲んでから安定してきた。少しずつ良くなっている気がする。

6か月経過時、良くなってきた。3か月経過時から始めたリハビリも続けていきたい。薬を減らしても我慢できるレベルになってきた。

今回の患者様は、痛み・しびれのレベルが3か月経過時まで続いていたので患者様がお時間を取れるようになった為、当院併設のリハビリをご提案させて頂きました。

その後3か月程度で痛み・しびれのレベルが低下した為、筋肉周辺の痛みも多かったものだと考えられます。

患者様もヘルニアの主原因の椎間板を治療出来て大変満足されておりました。

※治療効果が出るまで3週間~3か月程度かかります。

※治療効果については個人差があります。同一の効果が得られない可能性があることをご承知おきください。

当院の治療法について

今回ご案内したセルゲル法の補足情報です。

セルゲル法の費用:1,320,000円/1箇所(税込み)~1,760,000円/5箇所(税込み)

セルゲル法のリスク・副作用:治療後に一過性の痛みが発生する可能性があります。神経損傷は治療の特性上、可能性がゼロではないですが、自験例でも論文でも損傷に関する報告はありません。局所麻酔薬によるアレルギー反応出現の可能性が極めてわずかですが存在します。治療後1~2週間は症状が一時的に悪化する可能性があります。理由として、インプラントによる減圧効果により、周囲の組織をけん引する為と考えられています。その他、椎間板がすり潰れてほとんどなくなってしまっている様な場合は治療ができない可能性があります。受診時に医師と相談しながら状態に適した治療方法の選択をご相談して頂きます。

更に詳しい情報については下記リンク先のページをご参照ください。

この記事の執筆者:理事長 吉田直樹