治療症例紹介・コラム

Colum 【治療経過のご紹介 No.63】3か月経過時に症状悪化、リハビリにて改善へと向かった患者様

患者様

50代 男性

2022年12月治療 治療から約8か月経過

症状及び治療について

この患者様は赤い枠で示されている箇所(L4/5・5/sの椎間板)に椎間板ヘルニアが認められます。

治療前の経過について

1年前      徐々に症状が出始める。主に左座骨神経痛・両足底の痛み

今までブロック注射をしたが改善までは至らず。

歩行能力は普段は100~500m程度。症状が強いときは5m程度。

治療について

治療は椎間板のL4/5、5/sの計3椎間に対して、セルゲル法を行いました。

治療後の経過について

各部分の痛みの数値を0~10にて患者様本人に評価してもらった表になります。

まったく痛みが無い場合を0、考えられる最大の痛みを10と評価しています。

下肢しびれおしり
治療前3758
治療から1週間後1151
治療から1か月後1151
治療から3か月後1157
治療から6か月後1121

以下はアフターフォローで連絡した際の患者様からの声になります。

1週間経過時、たまにチクっとするが座骨周辺の痛みは取れた。腰は重い感じがする。

1か月経過時、激痛は消えたが歩行している際に座骨周辺にチクチクする感じがある。足はしびれが残っている。

3か月経過時、座骨周辺の痛みが強くなり歩行することが困難になってきた。

6か月経過時、全体的な痛みは良くなり、座骨周辺の痛みも落ち着いてきた。

治療後から3か月経過時に歩行が困難になっていた為、椅子に座った状態で出来るリハビリをご指導致しました。

患者様自身も実践をして頂き、症状改善に繋がりました。

今後もリハビリを続けていただき症状改善に努めていただければ幸いです。

※治療効果が出るまで3週間~3か月程度かかります。

※治療効果については個人差があります。同一の効果が得られない可能性があることをご承知おきください。

当院の治療法について

今回ご案内したセルゲル法の補足情報です。

セルゲル法の費用:1,320,000円/1箇所(税込み)~1,760,000円/5箇所(税込み)

セルゲル法のリスク・副作用:治療後に一過性の痛みが発生する可能性があります。神経損傷は治療の特性上、可能性がゼロではないですが、自験例でも論文でも損傷に関する報告はありません。局所麻酔薬によるアレルギー反応出現の可能性が極めてわずかですが存在します。治療後1~2週間は症状が一時的に悪化する可能性があります。理由として、インプラントによる減圧効果により、周囲の組織をけん引する為と考えられています。その他、椎間板がすり潰れてほとんどなくなってしまっている様な場合は治療ができない可能性があります。受診時に医師と相談しながら状態に適した治療方法の選択をご相談して頂きます。

更に詳しい情報については下記リンク先のページをご参照ください。

この記事の執筆者:理事長 吉田直樹