治療症例紹介・コラム

Colum 【治療経過のご紹介 No.78】ゴルフが出来るまで回復した患者様

患者様

70代 男性

2023年3月治療 治療から約8か月経過

症状及び治療について

この患者様は赤い枠で示されている箇所(L5/sの椎間板)に椎間板ヘルニアが認められます。

L3/4は椎間板変性、L4/5は椎間板変性による椎間孔狭窄が認めらます。

治療前の経過について

2022年11月   運動中に右臀部~下肢にかけてのしびれ症状が出る。近医の整形外科を受診しL5/sの椎間板が狭くなっていると診断を受ける。

他の整形外科では、脊柱管狭窄症との診断も受けた。

治療目的で当院を受診。

治療について

画像・診察から鑑みて治療は椎間板のL4/5、5/sの計2椎間に対して、セルゲル法を行いました。

治療後の経過について

各部分の痛みの数値を0~10にて患者様本人に評価してもらった表になります。

まったく痛みが無い場合を0、考えられる最大の痛みを10と評価しています。

下肢しびれおしり
治療前7788
治療から1週間後7788
治療から1か月後3455
治療から3か月後0454
治療から6か月後2010

以下はアフターフォローで連絡した際の患者様からの声になります。

1週間経過時、何も症状は変わっていない。

1か月経過時、毎日7000歩前後歩いている。疲労感はあるが症状は良くなっている。

3か月経過時、しびれは変化なし。腰は痛みは無くなったが、重たい感じがする。

6か月経過時、かなり改善した。ゴルフも気を付けながら出来るまで回復出来てうれしい。

今回の患者様は、椎間板ヘルニアが主症状の原因の可能性が高かったです。

時間はかかりましたが痛みのレベルは低下してきている為、治療して良かったと思います。

ご自身でもよく歩行をして頂ていることもこの結果に繋がったと思います。

※治療効果が出るまで3週間~3か月程度かかります。

※治療効果については個人差があります。同一の効果が得られない可能性があることをご承知おきください。

当院の治療法について

今回ご案内したセルゲル法の補足情報です。

セルゲル法の費用:1,320,000円/1箇所(税込み)~1,760,000円/5箇所(税込み)

セルゲル法のリスク・副作用:治療後に一過性の痛みが発生する可能性があります。神経損傷は治療の特性上、可能性がゼロではないですが、自験例でも論文でも損傷に関する報告はありません。局所麻酔薬によるアレルギー反応出現の可能性が極めてわずかですが存在します。治療後1~2週間は症状が一時的に悪化する可能性があります。理由として、インプラントによる減圧効果により、周囲の組織をけん引する為と考えられています。その他、椎間板がすり潰れてほとんどなくなってしまっている様な場合は治療ができない可能性があります。受診時に医師と相談しながら状態に適した治療方法の選択をご相談して頂きます。

更に詳しい情報については下記リンク先のページをご参照ください。

この記事の執筆者:理事長 吉田直樹