治療症例紹介・コラム

Colum 【治療経過のご紹介 No.87】ぎっくり腰により歩行困難になった患者様

患者様

60代 男性

2023年4月治療 治療から約8か月経過

症状及び治療について

この患者様は赤い枠で示されている箇所(L3/4、4/5の椎間板)に椎間板変性が認められます。

治療前の経過・治療について

15歳     ぎっくり腰を発症。

社会人    ぎっくり腰によって1週間程度歩けなくなったことがある。

2022年12月  一番最近のぎっくり腰。症状としては、便失禁・歩行困難。

近医の整形外科を受診し、3か月の様子見といわれた

治療目的で当院を受診。 

治療後の経過について

各部分の痛みの数値を0~10にて患者様本人に評価してもらった表になります。

まったく痛みが無い場合を0、考えられる最大の痛みを10と評価しています。

下肢しびれおしり
治療前9790
治療から1週間後0350
治療から1か月後0230
治療から3か月後1000
治療から6か月後1000

以下はアフターフォローで連絡した際の患者様からの声になります。

1週間経過時、日常生活は問題無い。痛みは少なくなったが、違和感はある。

1か月経過時、腰にモヤモヤとした違和感がある。

3か月経過時、腰に違和感を感じる。仕事で1日歩いたが痛みも出なかったことに治療効果を感じた。

6か月経過時、日常生活・仕事も問題無く行えて満足している。

今回の患者様は、L3/4、4/5のひび割れが原因だと考えられます。

ひび割れが修復することにより日常的に引き起こされるぎっくり腰が減ります。

修復効果は長期間掛かりますので、約3カ月程度で効果を実感する人が多いです。

※治療効果が出るまで3週間~3か月程度かかります。

※治療効果については個人差があります。同一の効果が得られない可能性があることをご承知おきください。

当院の治療法について

今回ご案内したセルゲル法の補足情報です。

セルゲル法の費用:1,320,000円/1箇所(税込み)~1,760,000円/5箇所(税込み)

セルゲル法のリスク・副作用:治療後に一過性の痛みが発生する可能性があります。神経損傷は治療の特性上、可能性がゼロではないですが、自験例でも論文でも損傷に関する報告はありません。局所麻酔薬によるアレルギー反応出現の可能性が極めてわずかですが存在します。治療後1~2週間は症状が一時的に悪化する可能性があります。理由として、インプラントによる減圧効果により、周囲の組織をけん引する為と考えられています。その他、椎間板がすり潰れてほとんどなくなってしまっている様な場合は治療ができない可能性があります。受診時に医師と相談しながら状態に適した治療方法の選択をご相談して頂きます。

更に詳しい情報については下記リンク先のページをご参照ください。

この記事の執筆者:理事長 吉田直樹