治療症例紹介・コラム

Colum 本日の治療症例紹介[海外患者様] CASE-No.123|ILC国際腰痛クリニック(東京)コラム

患者様のケース

患者様

60代 女性 インドネシア出身

これまでの患者様の経過について

20代       交通事故に遭う。負傷した部位は覚えていない。

20年前~     右下肢が引っ張られるような痛みがある。

現在まで     近医の病院では、L4/5が悪いと診断を受けるが何もできないといわれた。

痛いときと痛くないときの間隔が最近短くなってきた。

治療前の症状について

・治療前の痛みレベル

下肢しびれおしり
痛みの度合い9948

まったく痛みが無い場合を0、考えられる最大の痛みを10と評価しています。

主な痛みの部分-腰・右下肢

前屈:少し右足首にひびく

後屈:少し腰にひびく

ラセーグ:右70度で陽性

圧痛:3/4両側、4/5右

・日常動作

立つ時と、フワフワのソファに座る際に症状が悪化する。

歩行能力は問題無し。

画像及び所見について

  • L1/2、2/3、3/4、4/5、5/s-椎間板変性
  • L3/4、4/5、5/s-椎間孔狭窄症

以上の事が画像上認められます。

・L3/4、4/5、5/s-椎間板膨隆により椎間孔狭窄が認めれ、下肢への症状の原因だと考えられる。。

治療について

患者様と相談の元、L3/4、4/5、5/sにセルゲル法を施行

治療は蓑輪院長が行いました。

椎間板に針を挿入した画像になります。

治療中の画像になります。

腰椎に針を刺し終わった画像になります。

この後にDiscoGelを注入していきます。

治療は20分程度で終了

回復室で休憩後、歩いて帰院されました。

当院の治療法について

今回ご案内したセルゲル法の補足情報です。

セルゲル法の費用:1,320,000円/1箇所(税込み)~1,760,000円/5箇所(税込み)

※この患者様のケースの費用:セルゲル2箇所=1,430,000円(税込み)

セルゲル法のリスク・副作用:治療後に一過性の痛みが発生する可能性があります。神経損傷は治療の特性上、可能性がゼロではないですが、自験例でも論文でも損傷に関する報告はありません。局所麻酔薬によるアレルギー反応出現の可能性が極めてわずかですが存在します。治療後1~2週間は症状が一時的に悪化する可能性があります。理由として、インプラントによる減圧効果により、周囲の組織をけん引する為と考えられています。その他、椎間板がすり潰れてほとんどなくなってしまっている様な場合は治療ができない可能性があります。受診時に医師と相談しながら状態に適した治療方法の選択をご相談して頂きます。

更に詳しい情報については下記リンク先のページをご参照ください。

この記事の執筆者:理事長 吉田直樹