治療症例紹介・コラム

Colum 【治療経過のご紹介 No.93】治療後痛み消失、リハビリに通院している患者様

患者様

80代 女性

2023年4月治療 治療から約9か月経過

症状及び治療について

この患者様は赤い枠で示されている箇所(L2/3,3/4,4/5.5/sの椎間板)に椎間板変性が認められます。

治療前の経過・治療について

20代    最初のぎっくり腰を発症。以後何度か発症。

40代    腰がずっと痛く接骨院に通う様になる。

70代    近医の整形外科を受診し、手術するほどでもないと診断を受ける。

症状改善の為、当院を受診。 

治療後の経過について

各部分の痛みの数値を0~10にて患者様本人に評価してもらった表になります。

まったく痛みが無い場合を0、考えられる最大の痛みを10と評価しています。

下肢しびれおしり
治療前5000
治療から1週間後0000
治療から1か月後0200
治療から3か月後0200
治療から6か月後0200

以下はアフターフォローで連絡した際の患者様からの声になります。

1週間経過時、ほとんど痛みがない。

1か月経過時、ヨガや散歩しても疲労感はない。

3か月経過時、痛くは無いが腰が重たい感じがある。

6か月経過時、腰は痛みは無いが重い感じが残っている。疲労感が出ると股関節に痛みが出る。

今回の患者様は、椎間板変性によって症状が出ていたと考えられます。

腰の痛みは治療後に消失しましたが、重さが残存している状態になります。

当院としては、リハビリに通院し出来るだけ血行の流れや筋肉などを動かすことを大事にしております。

今回の患者様は当院併設のリハビリに通院することが難しい為、近隣のリハビリに紹介し出来るだけリハビリを行えるようにしました。

患者様ごとに相談の元、治療後のアフターフォローもしておりますので、安心して現在の痛みを相談していただければと思います。

※治療効果が出るまで3週間~3か月程度かかります。

※治療効果については個人差があります。同一の効果が得られない可能性があることをご承知おきください。

当院の治療法について

今回ご案内したセルゲル法の補足情報です。

セルゲル法の費用:1,320,000円/1箇所(税込み)~1,760,000円/5箇所(税込み)

セルゲル法のリスク・副作用:治療後に一過性の痛みが発生する可能性があります。神経損傷は治療の特性上、可能性がゼロではないですが、自験例でも論文でも損傷に関する報告はありません。局所麻酔薬によるアレルギー反応出現の可能性が極めてわずかですが存在します。治療後1~2週間は症状が一時的に悪化する可能性があります。理由として、インプラントによる減圧効果により、周囲の組織をけん引する為と考えられています。その他、椎間板がすり潰れてほとんどなくなってしまっている様な場合は治療ができない可能性があります。受診時に医師と相談しながら状態に適した治療方法の選択をご相談して頂きます。

更に詳しい情報については下記リンク先のページをご参照ください。

この記事の執筆者:理事長 吉田直樹