患者様のケース
患者様
40代 男性
これまでの患者様の経過について
20代 ヘルニアと診断を受け、ブロック注射をし改善した。
2023年5月 荷物を持ってから右すねに痛みが出た。整体に行き少しは良くなったが、その日の夜に下肢に激痛が走り近医の整形外科を受診し痛み止めを処方される。
現在 ピーク時よりは痛みは半減、歩けるようにもなった。
治療目的で当院を受診となる。
治療前の症状について
・治療前の痛みレベル
腰 | 下肢 | しびれ | おしり | |
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痛みの度合い | 3 | 8 | 8 | 8 |
まったく痛みが無い場合を0、考えられる最大の痛みを10と評価しています。
主な痛みの部分-両臀部
前屈:左臀部のしびれ
後屈:左臀部のしびれ
ラセーグ:60°で陽性 左下肢しびれ
圧痛:L4/5棘突起に痛み
・日常動作
前後屈や、重い荷物を持つと痛みが増す。
歩行能力は問題無し。
画像及び所見について
- L1/2、2/3、3/4、4/5、5/s-椎間板変性
- L2/3、5/s-椎間板ヘルニア
以上の事が画像上認められます。
・L2/3-椎間板ヘルニアによる右椎間孔の狭窄を認め、右側の症状の原因の可能性がある。
・L5/s-椎間板ヘルニアによる両椎間孔の狭窄を認め、主症状の原因の可能性が高い。
治療について
患者様と相談の元、L5/sにPODD法を施行
仕事の兼ね合いにより安静期間を設けれる時間が無い為、PODDの治療となる。
治療は河野医師が行いました。
椎間板に針を挿入した画像になります。
治療は30分程度で終了
回復室で休憩後、歩いて帰院されました。
当院の治療法について
今回ご案内したPODDの補足情報です。
PODDの費用:330,000円/1箇所(税込み)~550,000円/5箇所(税込み)
硬膜外オゾンの費用:33,000円/1箇所(税込み)~165,000円/5箇所(税込み)
※この患者様のケースの費用:PODD1箇所=330,000円(税込み)
PODDのリスク・副作用:治療後に一過性の痛みが発生する可能性があります。神経損傷は治療の特性上、可能性がゼロではないですが、自験例でも論文でも損傷に関する報告はありません。局所麻酔薬によるアレルギー反応出現の可能性が極めてわずかですが存在します。その他、椎間板がすり潰れてほとんどなくなってしまっている様な場合は治療ができない可能性があります。受診時に医師と相談しながら状態に適した治療方法の選択をご相談して頂きます。
更に詳しい情報については下記リンク先のページをご参照ください。
この記事の執筆者:理事長 吉田直樹