治療症例紹介・コラム

Colum 【治療経過のご紹介 No.94】治療後から症状改善した患者様

患者様

60代 男性

2023年4月治療 治療から約9か月経過

症状及び治療について

この患者様は赤い枠で示されている箇所(L3/4,4/5の椎間板)を治療しました。

L3/4はひび割れ所見、L4/5は右椎間孔狭窄を認めています。

治療前の経過・治療について

2022年8月  右下肢に痛みが出る。近医の整形外科を受診し、脊柱管狭窄症か椎間板ヘルニアの可能性があると診断を受ける。投薬にて対症療法。

2023年2月  家具を運んだ際に腰と左下肢に痛みが出る。一時歩行困難となるが現在は回復。

症状改善の為、当院を受診。 

治療後の経過について

各部分の痛みの数値を0~10にて患者様本人に評価してもらった表になります。

まったく痛みが無い場合を0、考えられる最大の痛みを10と評価しています。

下肢しびれおしり
治療前2851
治療から1週間後2231
治療から1か月後2231
治療から3か月後0010
治療から6か月後0010

以下はアフターフォローで連絡した際の患者様からの声になります。

1週間経過時、症状は軽減している。

1か月経過時、治療前に比べて痛みは少なくなってきている。膝下に力が入らないことが治療前は気になっていたが改善してきている。

3か月経過時、大分良くなってきているが、長時間歩くと足の指先にしびれが出てくる。

6か月経過時、痛みは無いが、左の膝下が重たい。テニスを再開し特に疲労感も出ないため、治療をやってよかった。

今回の患者様は、椎間板変性によって症状が出ていたと考えられます。

主症状であった右下肢の痛みはほぼ消失しています。

しびれに関しては、完全消失には時間が掛かってしまいますがレベルは下がっているので治療として効果があったと思います。

これからもテニスなどの趣味を楽しんでいただければ幸いです。

※治療効果が出るまで3週間~3か月程度かかります。

※治療効果については個人差があります。同一の効果が得られない可能性があることをご承知おきください。

当院の治療法について

今回ご案内したセルゲル法の補足情報です。

セルゲル法の費用:1,320,000円/1箇所(税込み)~1,760,000円/5箇所(税込み)

セルゲル法のリスク・副作用:治療後に一過性の痛みが発生する可能性があります。神経損傷は治療の特性上、可能性がゼロではないですが、自験例でも論文でも損傷に関する報告はありません。局所麻酔薬によるアレルギー反応出現の可能性が極めてわずかですが存在します。治療後1~2週間は症状が一時的に悪化する可能性があります。理由として、インプラントによる減圧効果により、周囲の組織をけん引する為と考えられています。その他、椎間板がすり潰れてほとんどなくなってしまっている様な場合は治療ができない可能性があります。受診時に医師と相談しながら状態に適した治療方法の選択をご相談して頂きます。

更に詳しい情報については下記リンク先のページをご参照ください。

この記事の執筆者:理事長 吉田直樹