治療症例紹介・コラム

Colum 【治療経過のご紹介 No.97】脊柱管狭窄の手術後に他の椎体にヘルニアが認められた患者様

患者様

80代 女性

2023年4月治療 治療から約10か月経過

症状及び治療について

この患者様は赤い枠で示されている箇所(L4/5の椎間板)に椎間板ヘルニアが認められます。

L5は前方すべりを認められます。

治療前の経過・治療について

2000年頃  脊柱管狭窄症の外科的手術を施行。術後は経過良好。

2023年3月  マッサージをしたら腰が痛くなり、歩行困難になる。

近医の整形外科を受診し、脊柱管狭窄症が原因と診断を受ける。

症状改善の為、当院を受診。 

治療後の経過について

各部分の痛みの数値を0~10にて患者様本人に評価してもらった表になります。

まったく痛みが無い場合を0、考えられる最大の痛みを10と評価しています。

下肢しびれおしり
治療前4804
治療から1週間後0605
治療から1か月後0000
治療から3か月後0000
治療から6か月後1000

以下はアフターフォローで連絡した際の患者様からの声になります。

1週間経過時、右足の付け根部分が痛い。階段を昇り降りする際に症状が軽減されてるように感じる。

1か月経過時、症状が全く無く嬉しい。

3か月経過時、変わらず痛みが全く無い。

6か月経過時、椅子から立ち上がった際に痛みが出る時がある。

今回の患者様は、L4/5の椎間板ヘルニアによって主症状が出ていたと考えられます。

患者様自身も治療後から水中ウォーキングなどのリハビリに積極的に取り組んでいました。

治療以外の椎間板も変性はしておりますが、年齢的なものだと思います。椎体自体も骨折など認められなかったので、これからもより良い生活を送れると思います。

※治療効果が出るまで3週間~3か月程度かかります。

※治療効果については個人差があります。同一の効果が得られない可能性があることをご承知おきください。

当院の治療法について

今回ご案内したセルゲル法の補足情報です。

セルゲル法の費用:1,320,000円/1箇所(税込み)~1,760,000円/5箇所(税込み)

セルゲル法のリスク・副作用:治療後に一過性の痛みが発生する可能性があります。神経損傷は治療の特性上、可能性がゼロではないですが、自験例でも論文でも損傷に関する報告はありません。局所麻酔薬によるアレルギー反応出現の可能性が極めてわずかですが存在します。治療後1~2週間は症状が一時的に悪化する可能性があります。理由として、インプラントによる減圧効果により、周囲の組織をけん引する為と考えられています。その他、椎間板がすり潰れてほとんどなくなってしまっている様な場合は治療ができない可能性があります。受診時に医師と相談しながら状態に適した治療方法の選択をご相談して頂きます。

更に詳しい情報については下記リンク先のページをご参照ください。

この記事の執筆者:理事長