治療症例紹介

腰の治療症例紹介・コラム

本日の治療症例紹介 CASE-No.108|ILC国際腰痛クリニック(大阪)コラム

患者様

 30代   男性

これまでの患者様の経過について

 慢性的な腰痛はあったが、2024年9月から右股関節が急に痛む。

 痛みがとれず腰痛も増強したため近医受診しMRI撮影。

 ヘルニアと診断され保存的治療で現在まで経過

 症状改善目的のため来院。

 

治療前の症状について

 

 一番痛みが強いときは、両下肢痛かったが、現在は両側股関節と背中の痛みが強い。

 

 

・治療前の痛みレベル

下肢しびれおしり
痛みの度合い4426

まったく痛みが無い場合を0、考えられる最大の痛みを10と評価しています。

主な痛みしびれ部分-腰-臀部

 

 前屈:疼痛強く確認できず

 後屈:疼痛強く確認できず

 ラセーグ:両側45度で陽性

 圧痛点:両側L4/5,右L5/6,L6/s

 咳、くしゃみ:鈍痛あり

 かかと立ち:足がつる感覚

 間欠性跛行:なし

 

・日常動作

 

 前後屈で症状増悪する。

 以前から長時間座位で痛みは、あったが徐々に増悪傾向。

 

 

 

画像及び所見について

 

  • 移行椎
  • L4/5,5/6-椎間板ヘルニア
  • L6/s-ヘルニア後、右椎間孔狭窄

 以上のことが画像上認められます。

・椎間板ヘルニアにより脊柱管を圧排し、痛みの原因の可能性が高い。

 右椎間孔狭窄により、右側優位の症状の原因が高い。

 

治療について

患者様と相談の元、L4/5,5/6,6/sにセルゲル法を施行

治療は丸山医師が行いました。

治療は35分程度で終了

回復室で休憩後、歩いて帰院されました。

当院の治療法について

今回ご案内したセルゲル法の補足情報です。

セルゲル法の費用:1,320,000円/1箇所(税込み)~1,760,000円/5箇所(税込み)

※この患者様のケースの費用:セルゲル3箇所=1,540,000円(税込み)

セルゲル法のリスク・副作用:治療後に一過性の痛みが発生する可能性があります。神経損傷は治療の特性上、可能性がゼロではないですが、自験例でも論文でも損傷に関する報告はありません。局所麻酔薬によるアレルギー反応出現の可能性が極めてわずかですが存在します。治療後1~2週間は症状が一時的に悪化する可能性があります。理由として、インプラントによる減圧効果により、周囲の組織をけん引する為と考えられています。その他、椎間板がすり潰れてほとんどなくなってしまっている様な場合は治療ができない可能性があります。受診時に医師と相談しながら状態に適した治療方法の選択をご相談して頂きます。

更に詳しい情報については下記リンク先のページをご参照ください。

この記事の執筆者:理事

上戻る