治療症例紹介・コラム

Colum 本日の治療症例紹介 CASE-No.7|ILC国際腰痛クリニック(東京)コラム

患者様

40代 男性

患者様の症状について

  • 20年前からぎっくり腰が頻発。

  • 1年前から腰に痛みを感じる。

  • 10段階で痛みを表すと(1が最小・10が最大)、腰が7・下肢が7で、しびれの具合は7。

画像及び所見について

  • L1/2・L2/3・L3/4・L4/5・L5/Sに椎間板ヘルニア・椎間板変性が認められます。
  • 診察にて前屈で右下肢にハリを感じる。

治療について

L1/2・L2/3・L3/4・L4/5・L5/Sにセルゲル法を施行

本日は、院長の簑輪が執刀致しました。

診察・画像所見から1/2と3/4は右から、2/3・4/5・5/Sは左からアプローチ致しました。

5椎間ともしっかりと、DiscoGelが入っていることが確認できます。

治療自体は、痛みも無く30分前後で終了致しました。

治療後、回復室で休憩後歩いて帰院されました。

当院の治療法について

今回ご案内したセルゲル法の補足情報です。

セルゲル法の費用:1,320,000円/1箇所(税込み)~1,760,000円/5箇所(税込み)

※この患者様のケースの費用:セルゲル法5箇所=1,760,000円(税込み)

セルゲル法のリスク・副作用:治療後に一過性の痛みが発生する可能性があります。神経損傷は治療の特性上、可能性がゼロではないですが、自験例でも論文でも損傷に関する報告はありません。局所麻酔薬によるアレルギー反応出現の可能性が極めてわずかですが存在します。治療後1~2週間は症状が一時的に悪化する可能性があります。理由として、インプラントによる減圧効果により、周囲の組織をけん引する為と考えられています。その他、椎間板がすり潰れてほとんどなくなってしまっている様な場合は治療ができない可能性があります。受診時に医師と相談しながら状態に適した治療方法の選択をご相談して頂きます。

更に詳しい情報については下記リンク先のページをご参照ください。

当院には脊柱管狭窄症で手術が必要と言われた方や、椎間板ヘルニアで手術が必要と言われた方が多くいらっしゃいます。セルゲル法は局所麻酔(全身麻酔と比較すると体へのリスクが少ない)で、体を切ることなく針のみで治療を行う低侵襲な治療法のため、日帰りで行うことができます。また、セルゲル法を実施した後に万が一外科手術が必要となった場合も、手術を受けて頂くことが可能なため、手術を実施する前の一つの選択肢としても検討いただけます。

この記事の執筆者:院長 簑輪忠明