治療症例紹介・コラム

Colum 本日の治療症例紹介 CASE-No.7|ILC国際腰痛クリニック(大阪)コラム

患者様

 70代 男性 

これまでの患者様の経過について

 3年前に脊柱管狭窄症のため、後方固定術の手術される。

 少しずつ腰に痛みがでてき、脚もしびれてきている状態。

 

 

治療前の症状について

 数分、前かがみになっていると腰が痛む。 

 慢性的に、足のしびれ。

 

・治療前の痛みレベル

下肢しびれおしり
痛みの度合い8180

まったく痛みが無い場合を0、考えられる最大の痛みを10と評価しています。

主な痛みの部分-腰

 前屈:痛み変化なし

 後屈:手術後で動きに制限あるが痛みはなし

 ラセーグ:左陽性

 腰部圧痛点:左L3/4 L4/5 圧痛あり

 咳・くしゃみ:響かない

 増悪肢位:前かがみ姿勢、500mほどの歩行

 

 

 

・日常動作

 

 寝返りや、洗顔動作は容易だが

 立位の持続や、長時間の座位はやや困難。

画像及び所見について

  • L4、5,仙骨は後方固定術後
  • L2/3,3/4は椎間板変性

  以上の事が画像上認められます。

 後方固定術後のため、L4,5,仙骨に起因するしびれは治らないが

 隣接椎体障害により椎間板性腰痛の改善が見込める。

治療について

患者様と相談の元、L2/3,3/4にセルゲル法を施行

治療は丸山医師が行いました。

               DiscoGelを入れた後の画像です

治療は35分程度で終了

回復室で休憩後、歩いて帰院されました。

当院の治療法について

今回ご案内したセルゲル法の補足情報です。

セルゲル法の費用:1,320,000円/1箇所(税込み)~1,760,000円/5箇所(税込み)

※この患者様のケースの費用:セルゲル2箇所=1,430,000円(税込み)

セルゲル法のリスク・副作用:治療後に一過性の痛みが発生する可能性があります。神経損傷は治療の特性上、可能性がゼロではないですが、自験例でも論文でも損傷に関する報告はありません。局所麻酔薬によるアレルギー反応出現の可能性が極めてわずかですが存在します。治療後1~2週間は症状が一時的に悪化する可能性があります。理由として、インプラントによる減圧効果により、周囲の組織をけん引する為と考えられています。その他、椎間板がすり潰れてほとんどなくなってしまっている様な場合は治療ができない可能性があります。受診時に医師と相談しながら状態に適した治療方法の選択をご相談して頂きます。

更に詳しい情報については下記リンク先のページをご参照ください。

この記事の執筆者:理事長