患者様
40代 男性
10月治療 治療から4か月経過
症状及び治療について
この患者様は赤い枠で示されている箇所(1/2~5/sまでのすべての椎間板)に、椎間板ヘルニアの所見が出ていました。
治療は1/2,2/3,3/4,4/5,5/sの椎間板 計5箇所、セルゲル法を行いました。
治療後の経過について
各部分の痛みの数値を0~10にて患者様本人に評価してもらった表になります。
まったく痛みが無い場合を0、考えられる最大の痛みを10と評価しています。
腰 | 下肢 | しびれ | おしり | |
---|---|---|---|---|
治療前 | 7 | 7 | 7 | 0 |
治療から1週間後 | 5 | 5 | 5 | 0 |
治療から1か月後 | 0 | 0 | 0 | 0 |
治療から3か月後 | 0 | 0 | 0 | 0 |
以下はアフターフォローで連絡した際の患者様からの声になります。
1週間経過時、全体的に痛みが楽にはなってきているが下肢の痛みが気になる。
1か月経過時、痛みは無くなり日常生活を送れるレベル。
3か月経過時には仕事復帰の目処が立ち、治療の効果があったと感じる。
個人差はありますが治療から3週間~3か月程度で症状が改善されていきます。
今回の患者様は若年時からぎっくり腰を頻発しており、事故前から椎間板にひび割れがあり椎間板ヘルニアを繰り返していたと考えられます。
また、交通事故に遭い腰に大きな負担が掛かったことにより歩行困難にまで悪化したと考えられます。
今回治療を通して患者様のQOLを向上出来て良かったです。
※治療効果については個人差があります。同一の効果が得られない可能性があることをご承知おきください。
当院の治療法について
今回ご案内したセルゲル法の補足情報です。
セルゲル法の費用:1,320,000円/1箇所(税込み)~1,760,000円/5箇所(税込み)
セルゲル法のリスク・副作用:治療後に一過性の痛みが発生する可能性があります。神経損傷は治療の特性上、可能性がゼロではないですが、自験例でも論文でも損傷に関する報告はありません。局所麻酔薬によるアレルギー反応出現の可能性が極めてわずかですが存在します。治療後1~2週間は症状が一時的に悪化する可能性があります。理由として、インプラントによる減圧効果により、周囲の組織をけん引する為と考えられています。その他、椎間板がすり潰れてほとんどなくなってしまっている様な場合は治療ができない可能性があります。受診時に医師と相談しながら状態に適した治療方法の選択をご相談して頂きます。
更に詳しい情報については下記リンク先のページをご参照ください。
この記事の執筆者:理事長 吉田直樹