治療症例紹介・コラム

Colum 本日の治療症例紹介 CASE-No.91|ILC国際腰痛クリニック(東京)コラム

患者様のケース

患者様

60代 男性

これまでの患者様の経過について

2018年    腰に痛みを感じ始める。整形外科を受診したが特に問題ないと診断を受けたが、徐々に悪くなってきてお尻から大腿周辺まで痛みが出るようになる。

2018年以降  再び整形外科を受診し、小さい椎間板ヘルニアと診断を受ける。ブロック注射もしたが痛みが和らぐのは当日のみ。

治療目的で当院に来院。

治療前の症状について

・治療前の痛みレベル

下肢しびれおしり
痛みの度合い8868

まったく痛みが無い場合を0、考えられる最大の痛みを10と評価しています。

主な痛みの部分-腰、両臀部~足先。

前屈:変化なし。

後屈:変化なし。

ラセーグ:変化なし。

圧痛:なし

・日常動作

立っている時と歩くときに痛みが増す。

500m程度の歩行で間欠性跛行の症状が出る。

画像及び所見について

  • L4/5-脊柱管狭窄症
  • L4/5-椎間板変性症
  • L3/4、5/s-軽度の椎間板変性症

以上の事が画像上認められます。

・L3/4、5/s-軽度の椎間板変性を認める為予防的に

・L4/5-脊柱管狭窄症を認め、痛み・しびれの原因の可能性

診察・画像所見等から上記のように治療をご提案しました。

治療について

L3/4、4/5、5/sにセルゲル法を施行

治療は院長が行いました。

椎間板にDisco Gel注入後の画像になります。

治療は30分程度で終了

回復室で休憩後、歩いて帰院されました。

当院の治療法について

今回ご案内したセルゲル法の補足情報です。

セルゲル法の費用:1,320,000円/1箇所(税込み)~1,760,000円/5箇所(税込み)

※この患者様のケースの費用:セルゲル3箇所=1,540,000円(税込み)

セルゲル法のリスク・副作用:治療後に一過性の痛みが発生する可能性があります。神経損傷は治療の特性上、可能性がゼロではないですが、自験例でも論文でも損傷に関する報告はありません。局所麻酔薬によるアレルギー反応出現の可能性が極めてわずかですが存在します。治療後1~2週間は症状が一時的に悪化する可能性があります。理由として、インプラントによる減圧効果により、周囲の組織をけん引する為と考えられています。その他、椎間板がすり潰れてほとんどなくなってしまっている様な場合は治療ができない可能性があります。受診時に医師と相談しながら状態に適した治療方法の選択をご相談して頂きます。

更に詳しい情報については下記リンク先のページをご参照ください。

この記事の執筆者:理事長 吉田直樹