治療症例紹介・コラム

Colum 【治療経過のご紹介 No.110】慢性的にぎっくり腰を悩んでいる患者様

患者様

40代 男性

2023年6月治療 治療から約10か月経過

症状及び治療について

この患者様は赤い枠で示されている箇所(L4/5、5/s)に椎間板変性が認められます。

L4/5、5/s共にひび割れ所見を認め、過去にヘルニアがあったと考えられます。

治療前の経過・治療について

2019年より、ぎっくり腰を繰り返すようになる。

2020年  近医の整形外科を受診し、L4/5の椎間板ヘルニアと診断を受ける。ブロック注射や週に2回程度のリハビリにて改善してきた。

治療直前 下肢への痛み・しびれ。長時間座ることが厳しい。腰の痛みは波がある。

治療後の経過について

各部分の痛みの数値を0~10にて患者様本人に評価してもらった表になります。

まったく痛みが無い場合を0、考えられる最大の痛みを10と評価しています。

下肢しびれおしり
治療前7287
治療から1週間後6266
治療から1か月後5253
治療から3か月後1011
治療から6か月後0010

以下はアフターフォローで連絡した際の患者様からの声になります。

1週間経過時、治療時にとても痛くその痛みがまだ続いている感じ。

1か月経過時、スッキリはしないが少し症状のレベルが落ちてきた感じはする。

3か月経過時、症状が緩和してきた。そろそろスポーツをしようかと考えている。

6か月経過時、痛みはほとんど感じなくなっている。長時間立ったり、座ったりすると張っている感じがする。

今回の患者様は、L4/5、5/sの椎間板変性が原因でした。

治療中に痛みを感じていた為、治療から1週間はその痛みが続いていました。

治療に関しては、ひび割れ所見の修復・減圧効果により症状の緩和に繋がっています。

無理せずにスポーツなど体を動かしていただければより良いと思います。

※治療効果が出るまで3週間~3か月程度かかります。

※治療効果については個人差があります。同一の効果が得られない可能性があることをご承知おきください。

当院の治療法について

今回ご案内したセルゲル法の補足情報です。

セルゲル法の費用:1,320,000円/1箇所(税込み)~1,760,000円/5箇所(税込み)

セルゲル法のリスク・副作用:治療後に一過性の痛みが発生する可能性があります。神経損傷は治療の特性上、可能性がゼロではないですが、自験例でも論文でも損傷に関する報告はありません。局所麻酔薬によるアレルギー反応出現の可能性が極めてわずかですが存在します。治療後1~2週間は症状が一時的に悪化する可能性があります。理由として、インプラントによる減圧効果により、周囲の組織をけん引する為と考えられています。その他、椎間板がすり潰れてほとんどなくなってしまっている様な場合は治療ができない可能性があります。受診時に医師と相談しながら状態に適した治療方法の選択をご相談して頂きます。

更に詳しい情報については下記リンク先のページをご参照ください。

この記事の執筆者:理事長