体幹を安定させるためには『腹横筋の筋力が必要です!』『背筋が必要です!』ということはテレビや雑誌などでよく聞いたり、見たりしているかもしれません。しかし単に腹横筋や背筋の筋力を鍛えても腰の痛みは和らぎませんし、そもそもこれらの筋肉が普段の生活の中で単独で収縮することはまずあり得ません。ある一定の筋力は必要ですが、普段の生活の中では最大限力を出した時を100%としたら、せいぜい10%未満の筋力で十分体幹を安定させることが出来ます。 体幹を安定させるという事は、体幹の筋力を強くするのではなく、姿勢や立ち座り・歩くといった動作をする時にいかに体幹を安定させた状態で身体を上手に動かすことが出来るかという事が重要になります。 痛みが出るという事は、身体のどこかの組織が損傷しているという証拠です。それが椎間板に起きているのか、背骨に起きているのか、筋肉に起きているのかを見つけるのが、腰痛を専門としたクリニックの役割です。 ILC国際腰痛クリニック東京
この記事の執筆者:理事長 吉田直樹