治療症例紹介

腰の治療症例紹介・コラム

【治療経過のご紹介 No.157】20年前から症状が出ていた脊柱管狭窄症の患者様

患者様

80代 男性

2023年12月治療 治療から約12カ月経過

症状及び治療について

この患者様は赤い枠で示されている箇所(L2/3,3/4)に脊柱管狭窄症が認められます。

治療前の経過・治療について

20年前から腰痛を発症。

手術を提案されたが、前向きになれずしていなかった。

症状を改善するため当院に来院。

治療後の経過について

各部分の痛みの数値を0~10にて患者様本人に評価してもらった表になります。

まったく痛みが無い場合を0、考えられる最大の痛みを10と評価しています。

下肢しびれおしり
治療前8606
治療から1週間後4305
治療から1か月後6305
治療から3か月後5505
治療から6か月後5505
治療から12か月後4404

以下はアフターフォローで連絡した際の患者様からの声になります。

1週間経過時、左臀部が重く痛い感じがする。

1か月経過時、15分程度歩いたら休憩を挟まないといけない。腰と左膝が痛む。

3か月経過時、一時的に症状が悪化し、腰やお腹周りが痛くなった。

6か月経過時、コロナに罹り入院してしまった。体力が落ちてしまった。

12か月経過時、少しずつだが症状は緩和している。歩行時に杖を使わないで済むようになった。

今回の患者様は、脊柱管狭窄症による症状がメインだと考えられます。

20年という長い年月の症状の為、症状改善には時間が掛かります。

生活習慣から改善していくことも有用的です。今回はコロナに罹患した為、当院のリハビリに通院する事が一時的に困難になってしまいましたが徐々にですが良い結果に繋がっていました。

落ち着いた時にまたリハビリを活用して頂ければと思います。

※治療効果が出るまで3週間~3か月程度かかります。

※治療効果については個人差があります。同一の効果が得られない可能性があることをご承知おきください。

当院の治療法について

今回ご案内したセルゲル法の補足情報です。

セルゲル法の費用:1,320,000円/1箇所(税込み)~1,760,000円/5箇所(税込み)

セルゲル法のリスク・副作用:治療後に一過性の痛みが発生する可能性があります。神経損傷は治療の特性上、可能性がゼロではないですが、自験例でも論文でも損傷に関する報告はありません。局所麻酔薬によるアレルギー反応出現の可能性が極めてわずかですが存在します。治療後1~2週間は症状が一時的に悪化する可能性があります。理由として、インプラントによる減圧効果により、周囲の組織をけん引する為と考えられています。その他、椎間板がすり潰れてほとんどなくなってしまっている様な場合は治療ができない可能性があります。受診時に医師と相談しながら状態に適した治療方法の選択をご相談して頂きます。

更に詳しい情報については下記リンク先のページをご参照ください。

この記事の執筆者:理事長

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