患者様
70代 男性
2023年8月治療 治療から約10カ月経過
症状及び治療について
この患者様は赤い枠で示されている箇所(L3/4,4/5)に脊柱管狭窄症が認められます。
治療前の経過・治療について
40代から50代の時にぎっくり腰を発症。
7年前に右下肢が痛くなったら1か月ぐらい様子を見ていたら症状が消失。
2年前に起床時に左下肢が痛くて動けなくなり近医の整形外科を受診。特段病名はつかず、薬とブロック注射である程度改善。
1年前にMRIを撮影し、椎間板ヘルニアと診断を受ける。手術を提案されたが本人希望しない為当院を受診・治療の運びとなる。
治療後の経過について
各部分の痛みの数値を0~10にて患者様本人に評価してもらった表になります。
まったく痛みが無い場合を0、考えられる最大の痛みを10と評価しています。
腰 | 下肢 | しびれ | おしり | |
---|---|---|---|---|
治療前 | 5 | 5 | 5 | 6 |
治療から1週間後 | 1 | 3 | 3 | 2 |
治療から1か月後 | 3 | 2 | 4 | 4 |
治療から3か月後 | 3 | 2 | 2 | 3 |
治療から6か月後 | – | 1 | 2 | 0 |
以下はアフターフォローで連絡した際の患者様からの声になります。
1週間経過時、痛みはないが少しむくんでいる感じがする。
1か月経過時、歩いていると臀部に痛みがある。痛み止め飲んでいれば日常生活に支障はない。
3か月経過時、腰・臀部がたまに痛み、左足にしびれは残っているがだんだん強さが弱くなってきている。
6か月経過時、歩行も問題無く、痛み・しびれともに良くなってきた。
(治療箇所とは別の場所が圧迫骨折となり腰の痛みは区別が付かない為、未記入となります)
今回の患者様は、脊柱管狭窄症によって症状が出ていたと思われます。
長年悩まれていた下肢の痛みとしびれの症状が改善して良かったです。ご自身でもリハビリや運動を積極的に取り組んで頂きありがとうございます。
別の部位で圧迫骨折になってしまったことは残念です。
骨密度自体は上がらない為、今後も無理せずに日常生活を送っていただければと思います。
※治療効果が出るまで3週間~3か月程度かかります。
※治療効果については個人差があります。同一の効果が得られない可能性があることをご承知おきください。
当院の治療法について
今回ご案内したセルゲル法の補足情報です。
セルゲル法の費用:1,320,000円/1箇所(税込み)~1,760,000円/5箇所(税込み)
セルゲル法のリスク・副作用:治療後に一過性の痛みが発生する可能性があります。神経損傷は治療の特性上、可能性がゼロではないですが、自験例でも論文でも損傷に関する報告はありません。局所麻酔薬によるアレルギー反応出現の可能性が極めてわずかですが存在します。治療後1~2週間は症状が一時的に悪化する可能性があります。理由として、インプラントによる減圧効果により、周囲の組織をけん引する為と考えられています。その他、椎間板がすり潰れてほとんどなくなってしまっている様な場合は治療ができない可能性があります。受診時に医師と相談しながら状態に適した治療方法の選択をご相談して頂きます。
更に詳しい情報については下記リンク先のページをご参照ください。
この記事の執筆者:理事長