治療症例紹介・コラム

Colum 【治療経過のご紹介 No.122】治療後すぐに症状改善し予後良好な患者様

患者様

70代 男性

2023年6月治療 治療から約12カ月経過

症状及び治療について

この患者様は赤い枠で示されている箇所(L1/2,2/3,3/4,4/5)に椎間板変性が認められます。

治療前の経過・治療について

8年前にL4/5の椎間板ヘルニアの手術を施行。

1年前から両下肢のしびれと足裏への違和感を感じるようになる。

症状が出てからは、薬とリハビリを対処してきたが改善しない為、当院を受診・治療の運びとなる。

治療後の経過について

各部分の痛みの数値を0~10にて患者様本人に評価してもらった表になります。

まったく痛みが無い場合を0、考えられる最大の痛みを10と評価しています。

下肢しびれおしり
治療前5883
治療から1週間後0000
治療から1か月後1000
治療から3か月後0010
治療から6か月後0010

以下はアフターフォローで連絡した際の患者様からの声になります。

1週間経過時、足裏に違和感を感じるが治療前の痛みは無くなっている。

1か月経過時、下肢へのしびれは違和感に変わった。左腰がチクチクと痛む。

3か月経過時、ゴルフを再開出来るレベルになった。治療前は右足のくるぶしが冷たかったが今は温かくなった。

6か月経過時、以前として両下肢にしびれと違和感は残っているが治療前と比べると大分良くなっている。

今回の患者様は、椎間板変性による膨隆によって症状が出ていたと思われます。

治療後すぐ治療効果が出たのはブロック注射と同じ効果だと考えられます。その後長期的に調子が良いのはセルゲル法の交換だと考えられます。

当院の推奨のリハビリを取り組んで頂き、血行改善に繋がったと思います。その結果として右足のくるぶしが温かく感じるようになったと思います。

※治療効果が出るまで3週間~3か月程度かかります。

※治療効果については個人差があります。同一の効果が得られない可能性があることをご承知おきください。

当院の治療法について

今回ご案内したセルゲル法の補足情報です。

セルゲル法の費用:1,320,000円/1箇所(税込み)~1,760,000円/5箇所(税込み)

セルゲル法のリスク・副作用:治療後に一過性の痛みが発生する可能性があります。神経損傷は治療の特性上、可能性がゼロではないですが、自験例でも論文でも損傷に関する報告はありません。局所麻酔薬によるアレルギー反応出現の可能性が極めてわずかですが存在します。治療後1~2週間は症状が一時的に悪化する可能性があります。理由として、インプラントによる減圧効果により、周囲の組織をけん引する為と考えられています。その他、椎間板がすり潰れてほとんどなくなってしまっている様な場合は治療ができない可能性があります。受診時に医師と相談しながら状態に適した治療方法の選択をご相談して頂きます。

更に詳しい情報については下記リンク先のページをご参照ください。

この記事の執筆者:理事長