治療症例紹介・コラム

Colum 本日の治療症例紹介 CASE-No.36|ILC国際腰痛クリニック(東京)コラム

患者様

50代 男性

患者様の症状について

  • 16年前に椎間板ヘルニアで入院。ブロック注射により回復後、退院。

  • 回復後も、しびれ症状は残存。

  • 10段階で痛みを表すと(1が最小・10が最大)、腰が3、下肢が7、おしりが4・しびれが8。

  • 500m以上の歩行が可能。

  • 寝返り・立ち上がり・洗顔動作は容易だが、中腰姿勢・長時間の座位・重量物の挙上はやや困難に感じている。

画像及び所見について

  • L5/sに椎間板ヘルニアが認められます。
  • L2/3・3/4・4/5に軽度な椎間板変性が認められます。

治療について

L2/3・3/4・4/5・5/sにセルゲル法を施行

L2/3・3/4・4/5に関しては、患者様と相談の元、予防の意味で施行致しました。

椎間板にDisco Gel注入後になります。

治療自体35分程度で終了致しました。

治療後回復室で休憩後、歩いて帰院されました。

今回のように椎間板ヘルニアの治療後、しびれや痛みが残存している場合でもセルゲル法で緩和できる可能性があります。

当院の治療法について

今回ご案内したセルゲル法の補足情報です。

セルゲル法の費用:1,320,000円/1箇所(税込み)~1,760,000円/5箇所(税込み)

※この患者様のケースの費用:セルゲル法4箇所=1,650,000円(税込み)

セルゲル法のリスク・副作用:治療後に一過性の痛みが発生する可能性があります。神経損傷は治療の特性上、可能性がゼロではないですが、自験例でも論文でも損傷に関する報告はありません。局所麻酔薬によるアレルギー反応出現の可能性が極めてわずかですが存在します。治療後1~2週間は症状が一時的に悪化する可能性があります。理由として、インプラントによる減圧効果により、周囲の組織をけん引する為と考えられています。その他、椎間板がすり潰れてほとんどなくなってしまっている様な場合は治療ができない可能性があります。受診時に医師と相談しながら状態に適した治療方法の選択をご相談して頂きます。

更に詳しい情報については下記リンク先のページをご参照ください。

この記事の執筆者:院長 簑輪忠明