治療症例紹介・コラム

Colum 【治療経過のご紹介 No.65】他院にてPLDD実施後症状再発し当院にて治療した患者様

患者様

60代 男性

2022年12月治療 治療から約8か月経過

症状及び治療について

この患者様は赤い枠で示されている箇所(L4/5、5/sの椎間板)に椎間板ヘルニアが認められます。

治療前の経過について

40代       椎間板ヘルニアと診断を受け、左下肢にしびれの症状があった。

2005年      L4/5にPLDD実施し症状改善。

2022年9月    左下肢に痛みが出てきた。整形外科受診し、L4/5が椎間板ヘルニアと診断を受ける。

治療目的で当院受診の形となる。 

歩行能力は問題無し。

治療について

治療は椎間板のL4/5、5/sの計2椎間に対して、セルゲル法を行いました。

治療後の経過について

各部分の痛みの数値を0~10にて患者様本人に評価してもらった表になります。

まったく痛みが無い場合を0、考えられる最大の痛みを10と評価しています。

下肢しびれおしり
治療前3500
治療から1週間後3500
治療から1か月後1500
治療から3か月後0000
治療から6か月後0000

以下はアフターフォローで連絡した際の患者様からの声になります。

1週間経過時、治療前と何も変わらず。

1か月経過時、起床後のトイレが一番辛い。腰の痛みは時々出るぐらいになった。

3か月経過時、痛みが綺麗に無くなった。

6か月経過時、症状はまったく出ないまま生活を送れている。

今回は他院にてPLDDを実施後改善したが、数年後に再度椎間板ヘルニアを再発した患者様です。

治療効果が出るまでおよそ1カ月程度掛かりました。症状再発も現在は無く、痛みの無い生活を送られています。今後も再発が出ないことを祈っております。

※治療効果が出るまで3週間~3か月程度かかります。

※治療効果については個人差があります。同一の効果が得られない可能性があることをご承知おきください。

当院の治療法について

今回ご案内したセルゲル法の補足情報です。

セルゲル法の費用:1,320,000円/1箇所(税込み)~1,760,000円/5箇所(税込み)

セルゲル法のリスク・副作用:治療後に一過性の痛みが発生する可能性があります。神経損傷は治療の特性上、可能性がゼロではないですが、自験例でも論文でも損傷に関する報告はありません。局所麻酔薬によるアレルギー反応出現の可能性が極めてわずかですが存在します。治療後1~2週間は症状が一時的に悪化する可能性があります。理由として、インプラントによる減圧効果により、周囲の組織をけん引する為と考えられています。その他、椎間板がすり潰れてほとんどなくなってしまっている様な場合は治療ができない可能性があります。受診時に医師と相談しながら状態に適した治療方法の選択をご相談して頂きます。

更に詳しい情報については下記リンク先のページをご参照ください。

この記事の執筆者:理事長 吉田直樹