治療症例紹介・コラム

Colum 【治療経過のご紹介 No.89】治療直後から自主的に運動して頂いた患者様

患者様

60代 男性

2023年4月治療 治療から約8か月経過

症状及び治療について

この患者様は赤い枠で示されている箇所(L3/4の椎間板)に椎間板ヘルニアが認められます。

L4/5、5/sに椎間板変性が認められます。

治療前の経過・治療について

40年前    柔道をしているときから腰に違和感を感じていた。ぎっくり腰を発症したこともある。

2023年11月  腰が痛くなりコルセットを着けて仕事をしていた。

近医の整形外科を複数受診しても、家で安静といわれていた。

治療目的で当院を受診。 

治療後の経過について

各部分の痛みの数値を0~10にて患者様本人に評価してもらった表になります。

まったく痛みが無い場合を0、考えられる最大の痛みを10と評価しています。

下肢しびれおしり
治療前3222
治療から1週間後3220
治療から1か月後2220
治療から3か月後1000
治療から6か月後0200

以下はアフターフォローで連絡した際の患者様からの声になります。

1週間経過時、水中ウォーキングを開始。足首の痛みが少し軽減している。

1か月経過時、週2回水中ウォーキングをしている。痛みは少しずつ減っている。

3か月経過時、長時間立っていると腰の重さを感じるが、痛みはない。

6か月経過時、仕事の疲労が溜まると腰が重くなるが痛みはない。足首には痛みを感じている。

今回の患者様は、L3/4の椎間板ヘルニアによる腰の痛みが考えられます。

患者様自身も水中ウォーキングなどのリハビリを自主的に行っていただきました。

痛みのレベルも下がり、重たさの症状の方がメインとなってきていますので、今後の運動によって改善していくと考えております。

※治療効果が出るまで3週間~3か月程度かかります。

※治療効果については個人差があります。同一の効果が得られない可能性があることをご承知おきください。

当院の治療法について

今回ご案内したセルゲル法の補足情報です。

セルゲル法の費用:1,320,000円/1箇所(税込み)~1,760,000円/5箇所(税込み)

セルゲル法のリスク・副作用:治療後に一過性の痛みが発生する可能性があります。神経損傷は治療の特性上、可能性がゼロではないですが、自験例でも論文でも損傷に関する報告はありません。局所麻酔薬によるアレルギー反応出現の可能性が極めてわずかですが存在します。治療後1~2週間は症状が一時的に悪化する可能性があります。理由として、インプラントによる減圧効果により、周囲の組織をけん引する為と考えられています。その他、椎間板がすり潰れてほとんどなくなってしまっている様な場合は治療ができない可能性があります。受診時に医師と相談しながら状態に適した治療方法の選択をご相談して頂きます。

更に詳しい情報については下記リンク先のページをご参照ください。

この記事の執筆者:理事長 吉田直樹